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バカラ(Baccarart)のデキャンタ(デカンタ)・カラフェの違いとボルドー産のワインとブルゴーニュ産の違い

 2017/06/09 バカラ
この記事は約 13 分で読めます。 4,513 Views

バカラ(baccarat)のデキャンタとカラフェの違い

芸術とワインで有名な美の国フランスから生まれた

 

バカラ(baccarat)クリスタルは、その長い歴史の中

 

現在も色あせることなく、最高の技術と高い芸術性を

 

引き継ぎながら進化し、クリスタルガラスの王者

 

として君臨しています。

 

特に、その中でも昔から各国の王侯貴族に愛用されてきた

 

グラスは私達にとって一番身近に感じられる

 

クリスタルガラスではないでしょうか。

 

そして、その各グラスとセットとなっているのが

 

デキャンタとカラフェです。

 

しかし、オールドバカラや単品でグラスを手に入れると

 

そのグラスとモデルは一緒でもデキャンタとカラフェの

 

違いが判らない方もいるのではないでしょうか。

(ワイン好きの方ならご存知かと思いますが)

 

グラスといっても、飲む物によって色々な種類があるのと同様に

 

デキャンタとカラフェも使用用途が違います。

 

そこで、今回はそんな方でもわかりやすくグラスにあった

 

デキャンタとカラフェについて違いなどを説明しながら

 

ご紹介していきたいと思います。

 

デキャンタ(Decanter )とは

・Baccarat(バカラ)アルクール・デキャンタ

 

デキャンタとは、ワインを移し替えるための容器のことを

 

意味します。

 

ですから、容量もワインフルボトル(1本分)の入る

 

720ml以上の品となっています。

 

※デキャンタは栓付きの品が多いです。

 

この移し替える動作のことを「デキャンタージュ」というのですが、

 

ワイン好きの方や専門家はこのことを「ワインを開かせる」といいます。

 

長い熟成期間を要する、上質なワインは長い時間空気に触れずに

 

保管されていたわけです。

 

ですから、熟成期間を経て飲み頃になったワインでも、

 

開栓してすぐに飲んでもワイン本来の風味や香りが

 

まったく感じられないのです。

 

これを「ワインが閉じてる」という状態です。

 

ワインはしばらく空気に触れさせることで本来の風味を

 

徐々に取り戻してくるのです。

 

ワインを開けたらしばらく時間を置くのが鉄則です。

 

しかし、ワインを開かせるには種類によっては、

 

古いワイン(熟成期間数十年以上):30分~1時間

若いワイン(熟成期間10年未満):2時間~3時間

 

と言われています。

 

そこで、ワインを少しでも早く開かせるために行うのが

 

デキャンタージュ(キャラファージュ)なんです。

 

ボトルに入ったワインを、デキャンタに移し替えることで

 

たくさん空気に触れ、ワイン本来の風味を取り戻すことが

 

できるのです。

・熟成されたワインは、空気との接触面が少ない縦長のデキャンタ

を使用するのがオススメです。

・若いワインは、空気と触れ合わせやすいデキャンタで

スワーリングしやすい底部が横長で楕円型がオススメです。

 

 

そして、もう一つの目的として

 

ワインの澱(オリ)を取り除くことです。

 

※澱(オリ)とは、ワイン好きの方はご存知かと思いますが、

ワインのボトルの底に沈殿物が溜まっているのを見たことはないでしょうか。

それをオリといいます。

そのオリの正体は、タンパク質、ポリフェノール、渋み成分のタウニン、

アントシアニン(色素の成分)のかたまりです。

ですから、上質なワインほどオリが溜まりやすくなります。

オリは飲んでも問題ありませんが、ワインの風味を損ない、

舌ざわりも悪くなるので取り除くのが一般的です。

 

その際、数日前からボトルを立てて

 

澱を沈めておくといいとされています。

 

本格的に澱を取り除くにはボトルの肩の部分に明かりを

 

あてながらデキャンタに移すとといった作業です。

 

ちょっと、ご家庭ではそこまで本格的にやる方は

 

いないと思いますが、参考までにしておいてください。

 

しかし、ボルドーのワインには澱が発生しやすいといわれて

 

いますので、この数日前からボトルを立てる作業は

 

行った方がいいです。

 

そして最後に、デキャンタージュは、ヴィンテージワインにと

 

思われがちですが、シャンパン、スパークリングワインでも

 

激しい発泡を抑えるために行っても構いませんし、

 

若い赤ワイン、白ワイン(ドライなボルドー)でも

 

空気に触れさせることで香りが増すなどの期待があります

 

ので行ってもかまわないのです。

 

また冷えすぎたワインの温度を上げるためにデキャンタージュを

 

行ったりします。

 

※ただし、ブルゴーニュタイプのワインは風味を失うとして

デキャンタージュには不向きとされていますので要注意です。

 

このデキャンタージュの知識さえあれば色々なワインが

 

美味しくいただけます。

 

Baccarat(バカラ)のデキャンタでデキャンタージュした

 

ワインをBaccaratのワイングラスでいただく。

 

とても優雅で高級感があふれ出しそうですね。

 

Baccarat(バカラ)マッセナ・デキャンタ&ワイングラス

 

・ウィスキーとデキャンタ

 

たまに、サイトなどでBaccaratウィスキーデキャンタと

 

掲載されているものを見かけます。

 

テレビ番組でもウィスキーをデキャンタに移して飲んでいる

 

場面をみたことはありませんか。

 

実は、ウィスキーをデキャンタに移し替え長期保存すると逆に

 

風味が悪くなるといわれています。

 

ウィスキーをデキャンタに移してお酒をいただくのは

 

いわゆる豪華な晩餐の演出といったところでしょう。

 

でも、美しいBaccarat(バカラ)のデキャンタでお酒が

 

注がれその場に優雅で華やかな雰囲気が漂うのであれば

 

お酒を楽しむうえで大切なことかもしれませんね。

 

ここはからは憶測ですが、昔ヨーロッパの王侯貴族は

 

ウィスキーを樽ごと仕入れて保管していたので

 

その樽からウィスキーを移し替える容器として

 

使用していたことが関係しているかもしれませんね。

 

だとしたら、デキャンタではなくカラフェといった方が

 

いいのかもしれませんね。

・Baccarat(バカラ)タリタンド・ウィスキーデキャンター

 

 

カラフェ(Carafe)とは

 

カラフェとは、水差しのことをいいます。

 

ですから、ミネラルウォーターなどをいれ

 

日常的に使われる容器です。

 

でも、デキャンタと同じように飲み物を移し替えるための

 

容器といういう意味では同じ動作なのですよね。

 

ですから、ワインをカラフェに移し替えたとしたら、

 

デキャンタージュすることになるんです。

 

いわゆる、その容器はデキャンタってことになります。

 

そうなんです。

 

「カラフェ」と「デキャンタ」の違いは

 

使用目的の違いということになるのです。

 

しかし、カラフェにワインを移し替えるのは

 

若いワイン用に使用されるのが殆どです。

 

ですから、BACCARAT(バカラ)でカラフェと明記が

 

あるものは、水差し用もしくはワインでデキャンタとして

 

使用するなら若いワイン用として使用できます。

 

ということになります。

 

特に、フランスはワインで有名な名産地で、

 

その種類も多く、フランス人にとって日常的に飲まれてる

 

アルコールです。

 

そのため、あまりワインに馴染みがない方々には

 

フランス製のバカラのデキャンタとカラフェは

 

混同されがちです。

 

ワインだけに関しては、使用目的を明確にするといいですね。

 

・Baccarat(バカラ)・アルジャンティーナ カラフェ

 

その他に関しては、カラフェは朝食のフレッシュなジュース、

 

牛乳、野菜ジュースなどを入れたり、日常的に用途が幅広く

 

ワンランク上の華やかさをもたらす食卓用ガラス容器として

 

使用するのに最適です。

 

アイスティーやミネラルウォーターにスライスしたレモンを

 

入れて食卓においても素敵です。

 

フランス産ワインBordeaux & Bourgogne (ボルドーとブルゴーニュ)

 

フランスのワインの生産量はイタリアと1.2位を争いますが

 

ワインの質の良さはなんといってもフランスが1番です。

 

その良質なフランスを代表するワインの生産地は

 

シャンパン(ドンペリ・モエなど)で有名なシャンパーニュ地方や

 

白の辛口ワインはアルザス地方など様々特徴をもち

 

伝統のあるワイン生産地は概ね10の地域があります。

 

※ロワール、ローヌ、ジュラ・サヴォワ、プロヴァンス、

ラングドック・ルーション、Southwest(南西地方)地域です。

この各地域の歴史的建造物や町の名にちなんだ

BACCARATクリスタルのモデル名もとても多いです。

 

 

その中で、ボルドーとブルゴーニュで生産されるワインは

 

ワイン界のトップに君臨しています。

 

この二つの味も異なるワインについて少しお伝えしていきます。

 

ブルゴーニュワイン

1つの葡萄品種でワインを造っています。

 

赤ワインは基本的(品種は他にもあります)

 

にはピノ・ノワール、白ワインにはシャルドネを多く使用しますが、

 

ピノ・ノワールはデキャンタージュすると風味が悪くなるといわれています。

 

そして、品種が1種類のためその、土地と生産者の個性がでるワインです。

 

赤ワインは渋みが少なくすっきりした酸味を感じることができます。

 

 

※1本数百万の値がつく高級ワイン「ロマネ・コンティ」

ワイン好きの方だけではなく、誰もが耳にしたことがあるの

ではないでしょうか。

グラン・クリュ(特級格付け)のピノ・ノワール種で

造られた最高級ワインです。

「ロマネ・コンティ」を生産する「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ」

 

(DRC)は、フランス・ブルゴーニュ地方ヴォーヌ・ロマネ村にあります。

 

オールドBACCARATのデキャンタでデキャンタージュしていただく

 

この上ない贅沢ですね。

 

しかし、ロマネ・コンティは独特な渋みと香りがします。

 

人によっては美味しく感じられない場合も多いとか。

 

この独特な特徴を理解するのに難しいとされています。

 

ある程度ワインを飲み続けた人にしかその魅力は

 

伝わらないそうです。

 

そのために、ピノ・ノワール種ですので、逆にデキャンタージュ

 

した方がいいのかもしれませんが、

 

まずは、ブルゴーニュの熟成ワインから若いワインの

 

風味を堪能してから飲んでみたいワインです。

 

 

ボルドーワイン

ボルドーは、2種類以上の葡萄をブレンドし、

 

複雑で豊かな味わいに仕上げています。

 

2種類以上の葡萄を使用しているので、葡萄の出来が悪くても

 

比率を変えてワインを仕上げることができるので味に失敗が少ない

 

のが特徴的です。

 

ボルドーの赤ワインは熟成されると、様々な風味を醸し出します。

 

ボルドー産のワインの90%は赤ワインが主流ですが、

 

ボルドーの人は白ワイン(ドライ)は、デキャンタージュして

 

飲む方もいます。

 

赤ワインの葡萄の品種は5種類で「カベルネ・ソーヴィニヨン」

 

「メルロー」「カベルネ・フラン」「マルベック」

 

「プティ・ヴェルド」となっています。

 

ブルゴーニュ、ボルドーはともに、世界的に有名な

ワインですが2種の異なる性格を持つワインを

伸び比べてみてはいかがでしょうか。

デキャンタージュしながら

自分の好みのワインを見つけてはどうでしょう。

 

ワインボトルの違いでワインがわかる

ワインボトルで産地が分かるのをご存知ですか。

ワインボトルって実は形や色によって色々な情報が入っているんです。

今回はボルドー産のワインとブルゴーニュ産のワインの違いをお伝えします。

簡単な見分け方はボトルの「いかり肩となで肩」

・ボルドー産はボトルの肩がいかり型

・ブルゴーニュ産のボトルの肩はなで肩

 

二つの画像で見比べるとボトルの肩の違いがわかるかと思います。

また、ブルゴーニュ産のボトルは濃い緑色、または明るい緑色です。

 

そして、熟成されたヴィンテージワイン、高級ワインは底部にある特徴が

あります(主に赤ワインです)。

ワインボトルの裏を見ていただくとわかりやすいのですが、

溝が深く作られています。(三角錐のようになっているんです。)

これは、オリをしずめるためと、ボトルの強度を上げるためです。

シャンパンなども高級な品となるとかなり深い三角錐になっています。

この知識があるだけで、ワインの産地、若さ、価格がわかるので

覚えておくといいですね。

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妹尾 満隆

妹尾 満隆

合同会社SENOO商事の代表をしております妹尾満隆と申します。

ウェブという情報を発信してる人が見えてない中で、いろんな間違った情報がネット上にあるのを度々見かけます。

特にアンティークにおいては

・間違った情報
・信ぴょう性のない情報
・そもそも情報がない

などたくさんの課題がありました。

そこで私は、これまでのお客様との取引の実績、知識、経験、情報を元に正しい情報をウェブを通して発信していくことを会社の方針と掲げました。

ただ物を売る会社ではなく、これまでブラックボックスとされてきてた商品の真贋の見分け方を発信するというのが大切なことではないかと思ったからです。

なぜならアンティーク品の場合は情報量の不足から、買い手側が圧倒的に不利な立場にあったからです。

このアンティークの世界をもっとクリーンで、信頼のおける分野に成長させていく事が私の使命だと思っております。

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