アンティークカップを購入するとき、絶対に見たほうが良い7つの着目点!
本日もご覧いただきありがとう御座います♫♫
アンティークカップ専門取扱店
アンティークカップショップ店長の加寿美です(*^^*)
今日は、みなさまがアンティークカップを購入する際、
どこを見たらいいのか👀⁉️
という着目点のお話をさせていただきますね💕
1つ目は、カップを手に取り、まずはキズがないか❓修復はされていないか❓をチェックしましょう☝️✨
※窯疵(カマキズ)といって、製造しているときに入ってしまったはじきやヒビ、土の中に入った空気の泡、燃料の灰降りの黒斑などは、現代の感覚からすると購入の対象外となってしまいそうですが・・・💦
古い製法に由来する技術的な特徴と考えられているので大目に見てあげましょう(*^^*)✨
基本的な考え方として、そもそも昔の素材自体が今ほど品質が良くありませんので燃焼、焼き上げの時に必然的にどこかにヒビや割れが出てしまうのです。
分かりやすいのは、マイセンのマルコリーニ時代の作品です。
これはほぼ90%の確率でどこかに割れがあります。しかし、先ほども説明した通りこれは製造時の物なので作品の価値に影響はありません。
それと、柄とは無関係な小花や昆虫などが無意味な場所にひとつだけ描かれていることが多くあります☝️
これは、黒斑や凸凹を隠すために製造当時から小細工で絵付けされたものなので、安心して購入されてください💓
第一に製造後の損傷が問題です(>_<)⚠️
損傷が一番多いのが、カップやソーサーの縁から中央にかけての割れです!
これを「ヘアーライン・クラック」と呼びます☝️✨
使うたび茶渋などが染み入り、はっきり黒い線が現れることがありますが、
新しくできたクラックは目でみても非常にわかりにくいです(*_*)💦
そこで試していただきたいことが・・・💓
磁器にクラックが入ると共振しにくくなって
打音が鈍くなります☝️✨
そこで👀!
2つ目は、カップの底になるべく触れないようにそっと持ち、爪で弾いて音を聞いてみましょう(*^^*)
「チーン」と澄んだ金属音のような音が続いたら・・・
クラックが入っていないということです♩
逆に、
「カチッ、コンッ」と石みたいな音や
「ビンビン」という音は明らかにクラックが入っているということです☝️✨
3つ目は、電球光に透かして見てみましょう👀✨
もしクラックみたいな線があったら・・・
爪でこすって引っかかりがないかを確認しましょう(*^^*)
それでもわからない・・・💦
怪しいな・・・(*_*)という場合は、
舌で嘗めて確認する方法もあります☝️✨
舌先は、非常に敏感なのでこの方法を試したらすぐわかるかと思います✨
しかし、これはあくまで究極の方法です(*^^*)
次に、「スター・クラック」「鳥足」などと言われる
カップやソーサーの中央にできるヒビがあります☝️✨
ほとんど星型や「く」の字型に割れが入ります👀!
特に、外国人が売っている磁器などは値段シールなどを上から貼って
隠していることが多いので要注意です✋⚠️
購入を検討される場合は、必ず電球光に透かして見てみてください💓
そして、「チップ」と呼ばれるキズもあります☝️✨
カップやソーサーの縁の外側か内側に欠けが入ってしまうものです👀!
表から見るとキズがなくて綺麗なのに
裏を見てみたら、縁が削げ取れていた(>_<)💦ということも・・・
このチップのことを別名「ハマグリ」ともいいます☝️
ガラス業者の方は、チップが生じると「ハマが入る」などと言うそうです!
覚えておきたいですね👌💕
4つ目、チップは修復して売ってあることもあるので、
電球光に透かしてみておかしな影がないかを見てみてくださいね(*^^*)✨
次に、取っ手が取れているか、また取れかかっているキズがあります☝️
カップのハンドルは突出しているので、
輸送時や洗浄時にダメージを受けやすいです(*_*)💦
5つ目、取っ手が取れてなくなり、新しく別のものを作り、
取り付けたりすることもあるそうなのでこちらも要注意✋⚠️
そして忘れてはいけないのが👀‼️
貫乳(カンニュウ)の問題です☝️
釉薬と素磁の馴染みの悪さやそれぞれの収縮率の違いなどから、磁器の表面に無数の細かいヒビ割れが入ります👀!
私たち日本人は、貫入は良くないと思う方が多い傾向にありますが、ヨーロッパではむしろ貫入を歓迎しています。なぜなら貫入は製造から長い年月をかけないと出来ないからです。
貫入はアンティークの『味』だと思って受け入れる心が必要ですね。
6つ目、もし、どこにもクラックがないのに、爪で弾いても澄んだ音が出ない場合は、
貫乳によって磁器全体が既に死んでしまっている可能性が高いです・・・💦
最後に、金彩や色が剥げてしまったものの修復について☝️✨
技術力の高い修復家の方にお願いして、修復されてあるものはそれなりの価値があります(*^^*)
しかし👀‼️
7つ目、ラッカーインクのようなもので適当に色入れしたものは、
色絵の表面の手触りや艶が違っていたり、金の輝きがおかしかったりします・・・💦
このような補修は有機溶剤で拭くとたちまち剥がれます☝️
以上、アンティークカップを購入される際に見ていただい
7つの着目点のお話をさせていただきました(*^^*)
是非、参考にされてみて
自分だけのお気に入りのアンティークカップを
見つけてくださいね☕️💕
些細なことでも構いませんし、雑談でも構いませんので、
是非お気軽にお問い合わせくださいませ♩