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ミントンの200年の伝統がわかる貴方へ

 2016/03/29 ミントン
この記事は約 9 分で読めます。 4,063 Views

本日もご覧いただきありがとう御座います♫♫

ミントン(Minton)通販取扱店

ミントンショップ店長の加寿美です(*^^*)

 

今日は、アンティークのミントン社、

陶磁器のコレクションと 200 年もの歴史についてお話ししていきますね💓

collecting-minton-porcelain

 

 

トーマス・ミントンは 、

1793 年にイギリスのストーク=オン=トレントで工場を設立しました☝️✨

 

 

彼は、クリーム色とブルーで彩られたミントン陶磁器で有名で、

その他にもマジョリカ焼き、ミントンボーンチャイナやパリアン陶磁器などでも有名ですね(*^^*)

 

彼の歴史の中で、ミントンは陶磁器の分野にファッションを融合させる点で

前衛的であり、幅広いスタイルを確立してきました♩


ミントンの陶磁器は 1800 年代はスポード焼きについで人気がありましたが、

1816 年から1824 年の間は製作されていませんでした(^^)

 

1840 年代、ミントンとコープランドは高品質な白い陶磁器を

初めて作ったことで市場を独占しました☝️

 

はっきりとしたターコイズブルーの釉薬を施した、

陶磁器(セーブルの bleu celeste に着想を得たものです)はミントンの特別な作品で、

金属の釉薬を使った中国の七宝焼きを真似た陶磁器の中で最も際立った作品です💓

 

そのほとんどはクリストファー・ドレッサーによってデザインされました(*^^*)

 

ミントン社の工場は 20 世紀を通じて高品質のボーンチャイナと陶磁器を製作してきました✨

 

ビクトリア時代、ミントン社はその芸術的な陶磁器によって際立った存在でした♩

 

ミントン社の最初の作品はブルーの転写プリントの陶磁器で、

今は有名なウィローパターンのデザインの名をとどろかせたものでした👀✨

 

素晴らしい品質のパリアン陶磁器もまた、ミントン社を代表する作品です☝️💕

 

ミントン社の陶磁器工場は、19 世紀を通して外交官や国の代表者によって

注文された食器類を供給した最も有名な工場でした(*^^*)

 

アンティーク品のミントンマークをご覧ください♩

minton-art-nouveau-plaque-1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1820 年代にミントン社はボーンチャイナの製作を開始して、

初期のミントン社のボーンチャイナはフランス・セーブルの陶磁器と

同等の価値を持つものと見なされて、広範囲に流通していきました☝️✨

 

ミントン社はまた、パテ・シュール・パテと呼ばれる、

セーブルの手法を取り入れた唯一のイギリスの陶磁器工場でした(*^^*)

 

1836 年トーマス・ミントンの死後、息子のハーバート・ミントンが跡を継ぎました。

 

当時、ミントン社は陶磁器やボーンチャイナに装飾や印刷をしただけのminton-pate-sur-pate-sml

実質的で質素な食器を作っていましたが、

徐々にその時代を象徴する形や装飾が施されたものに変わっていきます♩

 

ミントン社の人形やオーナメント的な陶磁器は 1820 年代に増えました(^^)

 

父親の会社を継いだハーバート・ミルトンによって、

その素晴らしい名声が築かれたのです👀!

 

彼は技術を持った多くのアーティストのサービスを募り、

新しい製作技法とメソッドを取り入れて事業とアート両面での

ミントン社の名声を築き上げた、19 世紀を代表する最も手腕のある事業家でした☝️✨

 

オーガスタス・ウェルビー・ノースモア・ピュージン、

ヘンリー・コール卿、そしてアルバート王女は近しい協力者であり、

彼らのデザインはミントン社によって使用されました(*^^*)

 

画家であり彫刻家でもあったアルフレッド・スティーブンや

フランスの彫刻家の HuguesProtat や Emile Jeannest、

画家のジョン・シンプソンもまた雇われていました♩

 

1845 年にハーバート・ミントンは Michael Daintry Hollins とパートナーシップを組み、

Minton Hollins & Co として知られる、タイル製作のサイドビジネスを始めました。

 

minton-boullemier-2-sml1840 年代にハーバート・ミントンが行った焼き付けタイルの試作実験は成功して、

ミントン社はタイルを世界中の建築物や教会、インテリアに使用されるために

大量に供給され、その業界を牽引する立場となりました(*^^*)

 

焼き付けタイルとは陶磁器タイルの表面に色の付いた粘土を使って装飾したもので、

元々の手法は中世に確立していました♩

 

後に、ハーバートは装飾・印刷タイルを製作する産業技術の開発を担うようになります✨

 

そして19世紀の間、彼の会社は様々なスタイルのタイルを作成して、

多くはクリストファー・ドレッサー、ウォルター・クレイン、

ジョン・モリー・スミス、そしてウィリアム・ワイズのような

有名なアーティストによってデザインされました(^^)

 

1860 年代から、レリーフが型どられたタイルがミントン社で作られるようになりました♩

 

ミントン社はパリアン陶磁器のうち最高傑作の中のいくつかを製作しました。

 

パリアン陶磁器とは、1840 年代に発達した円形の素焼きの陶磁器で、

彫刻の一部分として最も成功的に使われました☝️✨

ジョン・ベル、アメリカ人のヒラム・パワーズ、

そして Albert Carrier de Belleuse などがミントンの彫像を製作しました(*^^*)

 

現代や過去の彫刻家による、大きなピースの有名な縮小されたモデル達は、

パリアン陶磁器で作られていて、その材料は、釉薬を塗り着色された、飾りのための

ボーンチャイナが融合されてたびたび使われました♩

 

1849 年には、フランス人の陶芸家レオン・アーノクスがミントンのアートディレクターになりました。

 

minton-majolica-dishレオンは 1892 年までその職につき彼の数々の業績は散りばめられた陶磁器や

リモージュ陶磁器のスタイルに見られる着色された部品など、

陶磁器によって触発されたルネサンスの発展でした☝️✨

 

 

そして 1850 年には、ミントン社は鮮やかな着色と釉薬がたっぷりと塗られた

マジョリカ陶磁器を導入したのです♩

 

マジョリカ陶磁器は1851年の大英万博で初めて公開されて、

大きな庭のオーナメントから食器皿を彩る部品、

またテーブル用の水差しまであらゆる種類のものに使われました(^^)💓

 

アーノクスは彫刻家の Carrier de Belleuse,、モデラーであり装飾家の Marc-Louis Solon、

また画家の Antoine Boullemier など、多くのフランス人のアーティストをミントンに誘致しました☝️

 

Marc-Louis Solon は以前からセーブルで発達していた、

pate-sur-pate 技法をミントンに導入しました。

 

この、美しいけれど困難な技法は水の流れの層によって浮き彫りになるデザインで、

次のものが取り付けられる前にそれぞれを乾かさないといけないのです・・・💦

 

この技法を使って、Solon とその仲間たちは他の工場には真似できないような技術を持って、

透けた布をまとった処女とその周りを回るケルビムをモチーフにした花瓶と額を製作したのです(*^^*)

 

ハーバート・ミントンは 1858 年に死去。

 

minton-alboin-birksハーバートの死後は、甥であるコリン・ミントン・キャンベルが跡を継ぎました☝️✨

 

彼もハーバートのように夢想家でした(^^)

 

1860 年代から、東洋式の装飾がミントンに導入され始めました♩

 

陶磁器とボーンチャイナ両方のの非常に特殊な部品は、

中国の釉薬を塗った七宝、日本の漆器や象牙細工、

イスラムの金属加工やトルコの陶器に影響を与えました💓

 

 

1870 年に、ロンドンのケンジントンにミントンの芸術陶器スタジオが設立しました。

 

アートスタジオは画家の WS・コールマンの指示のもと設立されて、

その目的はミントンの陶磁器やタイル装飾のためにアマ、

プロ両方のアーティストを育成するためでした(*^^*)

 

有名で影響力がありましたが、残念なことに 1875 年の火事で焼けてしまい、

その後再建されませんでした・・・💦

 

コリン・ミントン・キャンベルは彼の叔父のようにかなりの夢想家でしたが、

1887 年の彼の死後、後継者には経営能力がある者はいませんでした。

 

工場からは未だに素晴らしい作品が輩出されていたものの、

興味のないミントン一族によって経営な悪化していき、なんとか破産は免れました(*^^*)

 

1990 年初期にはミントンの陶磁器に関わった 19 世紀の偉大なデザイナーやアーティストは

ほとんど亡くなってしまうか、退職するか、会社を去ってしまいました。

 

1902 年から、ミントン家は流れのような模様がついたマジョリカ陶磁器のほとんどを

アート・ヌーヴォーに寄贈しました♩

 

悲しいことに 20 世紀は 2 つの世界大戦による混乱など多くの困難が降りかかり、

最終的に1990 年代にロイヤルドルトングループの傘下に入りました・・・💦

 

 

ミントン社は切磋琢磨しながら成長していったのですね👀✨

こういう歴史を知ると、もっともっとミントン製のお品を大切に、

大事にしようと思いますよね〜💓

 

些細なことでも構いませんし、雑談でも構いませんので、

是非お気軽にお問い合わせくださいませ♪

 

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妹尾 満隆

妹尾 満隆

合同会社SENOO商事の代表をしております妹尾満隆と申します。

ウェブという情報を発信してる人が見えてない中で、いろんな間違った情報がネット上にあるのを度々見かけます。

特にアンティークにおいては

・間違った情報
・信ぴょう性のない情報
・そもそも情報がない

などたくさんの課題がありました。

そこで私は、これまでのお客様との取引の実績、知識、経験、情報を元に正しい情報をウェブを通して発信していくことを会社の方針と掲げました。

ただ物を売る会社ではなく、これまでブラックボックスとされてきてた商品の真贋の見分け方を発信するというのが大切なことではないかと思ったからです。

なぜならアンティーク品の場合は情報量の不足から、買い手側が圧倒的に不利な立場にあったからです。

このアンティークの世界をもっとクリーンで、信頼のおける分野に成長させていく事が私の使命だと思っております。

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