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代々受け継がれるミントンの魅力とは

 2016/04/07 ミントン
この記事は約 7 分で読めます。 3,662 Views

本日もご覧いただきありがとう御座います♩

 

ミントン(Mintons)専門通販取扱店

ミントンショップ店長の加寿美です(*^^*)

 

 

今日は陶磁器の大手メーカー!

ミントンとその陶磁器についてお話ししていきますね☝️✨

 

ミントンの創業者は、トーマス•ミントン

 

ミントンは1793年、トーマスが28歳の時、

イギリスでも有名な陶磁器の街であるスタッフォード州のストーク=オン=トレントという

場所で”Thomas Minton and Sons” という工場を建てたところから始まります(*^^*)

 

1796年にはミントンの工場の近くでボーンチャイナという種類の陶器の製造をしていた

ジョセフ•ポールソン と共同での経営を始め、

1803年のジョセフの死後は、ミントンはジョセフの工場も一緒に一回り大きく

トーマス一人で経営することになりました✨

 

こうして波に乗ったトーマスは1824年に新しい陶器の製造工場を作りました♩

 

この工場で作られた陶器は、「ミントン ー ”Mintons”」 と呼ばれるようになりました(*^^*)

初期のミントンの製品のほとんどは、あの有名なウィローパターンなどのように、

ブルーに転写捺染、または塗装された標準的な家庭用の食器でした☝️

 

1798年頃からは、当時のパートナー、ジョセフが作っていた

ボーンチャイナの生産にも手を広げます💕

 

1808年のジョセフの死をうけて1816年頃には完全にボーンチャイナの生産を止めてしまいますが、

1824年からは再び生産を再開することになります(^^)

 

トーマスの死後は、彼の息子のハーバートがミントンを引き継ぎました☝️✨

 

ハーバートは、装飾に凝った”焼き付けタイル”(Encaustic tile)の生産や、生産過程への新しい技術の導入、

アウグストゥス•プギンやプリンス•アルバートといったその時代を主導する建築家やデザイナーと

提携するなどしてミントンのビジネスの範囲を大きく広げました!

 

MintonTile1

 

👈ミントンの”焼き付けタイル”(Encaustic tile)

アメリカ合衆国議会議事堂の床にも使われてるんですよ〜(*^^*)💓

 

 

 

 

 

ミントンは1845年にマイケルホリンズと提携し、

”ミントンホリンズ”(Minton, Hollins & Company) という新しい合資会社を設立します🏢✨

 

当時、教会や、公共施設、宮殿、また裕福な家庭内で、長持ちして綺麗なタイルなど、

壁や床に長持ちして綺麗な敷く物の需要が高まってる頃でした👀!

 

ミントンホリンズは世界中で多くの博覧会に展示し、

その展示品はワシントンD.Cの スミソニアン博物館に収められ、

アメリカ合衆国議会議事堂の床タイルを含むいろいろな名声ある大きな契約が

そこで結ばれることとなったのです☝️✨

 

ミントンは1840年代からスポード社が作り始めたパロス焼きによく似た、

”白磁の像”(statuary porcelain)を、ジョン•ベルやハイラム•パワーズといった

著名な彫刻家を雇うなどしてさらに発展させていき、

その後もミントンは革新的な人材の獲得や企業間での契約を重ね、

ミントンの商品は幅と深みを持つようになりました(^^)

 

1851年のロンドン万国博覧会でのマジョリカ焼きの展示の成功はとても良い例です💕

 

1870年の普仏戦争の際には、”pâte-sur-pâte” という、液状粘度で浮彫模様を作る

技術をもつフランスの彫刻家ソロンを雇い、ミントン社は看板やつぼなどの

浮彫模様のある陶器の分野において名実ともに世界一の会社になりました(*^^*)

 

Mintonvanda

 

👈ソロンの”pâte-sur-pâte”という技術で作られた陶器です✨

 

 

 

 

 

 

 

 

ハーバートの死後は、ハーバートの甥、コリンが引き継ぎます☝️✨

 

コリンは中国の七宝焼きや日本の漆塗り、トルコ陶器にも目をつけ、大きな成功を収めます(*^^*)

 

また彼は、ロンドンにプロアマ問わずに門戸を開く彫刻のスタジオを建て、

彫刻の装飾やデザインを多くの人に親しませました♩

 

ソロンの息子であるレオンは当時陶器の美術界において大きな影響力を持った

”The studio”という雑誌に作品が紹介されたことをきっかけにミントンに採用されました✨

 

1890年代の半ばから、レオンがデザインしたミントンのスリップ後塵のマジョリカ陶器は、

当時の美術運動、アール•ヌーヴォーに大きな貢献となりました(^^)

 

第二次世界大戦後、トーマスの子孫であるJ.E.ハーティルが経営責任者として

ロンドンのストークでミントンを近代化させて再建します☝️

 

1950年以降の産業が合理主義の時代、ミントン社はロイヤルドルトン社と合併し、

1980年までにはミントンは少数の形状の製品しか製造しなくなってしまいましたが、

今でも洗練された腕を持つ装飾家が素晴らしい食卓用食器を作っています✨

 

いかがでしたか(^^)⁉️

 

少しでもミントンの魅力が伝われば・・・

嬉しいです💓

 

些細なことでも構いませんし、雑談でも構いませんので

是非お気軽にお問い合わせくださいませ♩

 

 

【ミントン,Mintonsショップ 博多マイセン】

安心の交換・返品保証サービスを承ります♪

 

「今年こそ、ミントンの食器を購入したい!

でもなあぁ💦 通販で商品を購入するのって

ちょっと 不安だし~う~ん?💦

イメージと違かったらどうしよう~(*_*)💦」

 

こんな不安って皆さんにもあると思うんです👀✨

 

私はこんな不安がありながらも、

でも通販って便利だし 辞められないんですよねぇ☝️

 

私も初めてのネットショップで購入する時は

『ちゃんと届くのかなぁ・・・』

と心配になります!

 

貴方のそんな気持ちとっても分かります(^^)💓

 

そんな貴方にも

安心して楽しくお買いものをしていただきたい!!!

 

その想いから、

当店では 安心の交換・返品保証サービスを

させていただきます(*^^*)

 

詳しくはこちらでご紹介しております(^^)↓↓↓

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妹尾 満隆

妹尾 満隆

合同会社SENOO商事の代表をしております妹尾満隆と申します。

ウェブという情報を発信してる人が見えてない中で、いろんな間違った情報がネット上にあるのを度々見かけます。

特にアンティークにおいては

・間違った情報
・信ぴょう性のない情報
・そもそも情報がない

などたくさんの課題がありました。

そこで私は、これまでのお客様との取引の実績、知識、経験、情報を元に正しい情報をウェブを通して発信していくことを会社の方針と掲げました。

ただ物を売る会社ではなく、これまでブラックボックスとされてきてた商品の真贋の見分け方を発信するというのが大切なことではないかと思ったからです。

なぜならアンティーク品の場合は情報量の不足から、買い手側が圧倒的に不利な立場にあったからです。

このアンティークの世界をもっとクリーンで、信頼のおける分野に成長させていく事が私の使命だと思っております。

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