ベネチアングラスのラッティーノの作品のご紹介

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アンティーク食器専門通販取扱店

博多アンティーク店長の加寿美です(*^^*)

細かなガラスデザインについまじまじと見入ってしまう・・・

そんな経験ありませんか？？(^^)

今回は、数あるベネチアンガラスの中でも繊細さが目を引く作品たちをご紹介します♡♡

それらに用いられているのがザンフィリコというガラス技術。

イタリア・ベネチアにあるムラーノ島でガラス職人たちによって開発されました＊

この技術で成形されたガラスは、引き延ばしたりねじることで

美しい格子柄を織りなしている繊細なガラス棒を裁断し、再び溶かして作られています。

このガラス棒がまたカラフルでとってもかわいい！！

ザンフィリコという名前は、１９世紀のイタリア芸術品ディーラーである

アントニオ・サンキリコの姓に由来すると言われていますが、

実際にはザンフィリコの技術は、それよりも遥か昔の１６世紀の作品にすでに見出されています・・・！

それは元々、「フィリグラーナ・ア・レトルトリ」という名で知られていたようです。

ムラーノ島で古くから続く伝統技法なのですね☺

ザンフィリコについて簡単に説明したところで、６つの作品を見ていきましょう♪♪

◆ペアガラスボウル

まずは、これぞ職人技！な一品をご紹介します☆

白一色であるにもかかわらずここまでの華やかさを放つなんて・・・

もはや熟練した腕利きの職人にしか成せない技ですね(+_+)

葉っぱらしいぎざぎざの先端。

残念ながらスープを飲むには適さないかも・・・。

ザンフィリコに特徴的な格子柄を活かして、葉脈が複雑に入り乱れる葉の表面を見事に表現しています★

サイズは全長１５㎝、横幅１１㎝と手持ちサイズのボウルです♡

縁回りのカッティング、流れるような葉脈、器としての形にとらわれない丸みが

私たちに身近な葉っぱをストレートに、自然に表しています。

白という無機質なカラーなのに、じわじわと自然の温かみが伝わってきますね♪

◆リボンバスケット

まるでカラフルなセロファンで包まれたキャンディのようなバスケットを見つけました♡♡

先ほどの作品と比べて、こちらはとってもキュートな一品♪

同じ格子柄といっても、ここまで印象が変わるのですね・・・！

また、ザンフィリコ技法のねじりがファンシーさをぐっと盛り上げています(*^。^*)

真上から覗くと・・・

カラフルなリボンが風に靡きながらどんどん吸い込まれていく～～！！！

遠近法が駆使された絵画を見ているようですね＊＊

ぐにゃりと丸められ引き延ばされたガラスの縁は、次元の歪みを想像させてなんだかSFチック！！

裏では、リボンたちをこのように繋ぎ止めてありました。一安心☺

ファンタジー溢れるこんなバスケットに、皆さんは何を詰め込みますか？☆★

◆ヴィンテージ　ガラス皿セット

格子柄とねじりでこんなレース柄まで表現してしまうなんて！

それも、これまでのものとはまた一味違った柔らかさが加わっています♪♪

太めのねじれが、ふんわりとした空気感を演出しているのでしょうか・・・☆

この表現の幅広さ、ザンフィリコ・アート恐るべしです！！(+_+)

よく見ると、白色の作品にだけ格子柄が使われているようですね。

掴みどころのない色味だからこそ、引き締め効果となっています★

サイズは直径約１１．５㎝、高さ約５㎝。

ガラスの透明感を冷涼感に捉えて、夏場に大活躍しそうですね♪♪

アイスクリームやシャーベットはもちろん、

かき氷やわらびもち、あんみつなどの和スイーツにも難なくマッチしてくれそう♡

かつては一面金張りの脚裏だったのでしょうか・・・。

少し残念でもありますが、ヴィンテージものにしかない時の流れを感じられるポイントでもあります！(*^。^*)

今の時代にも十分通用する可愛らしさを放つお皿♡

不動の「カワイイ」を後世にも伝えていきたいものです♡♡

◆リボンガラスピッチャー

二つ目にご紹介したリボン柄バスケットが、なんとピッチャーになりました♪♪

高さは約２２センチと使いやすい大きさです☺

カラフルな彩と抜群のスタイルで主役級の存在感！

注ぎやすいようハンドメイドで形成された注ぎ口。

つるりとしたガラス表面で、いつでも清潔に保てます＊

よく見ると、持ち手の上部は親指をかけやすいように凹凸が作られていますね！

S字の持ち手はきらきらとしたアヴェンチュリンガラス★

ボディ以外にも手を抜きません(^^)v

足元だってきらきらです☆★

あくまでも控え目に・・・。

光の加減で次々と表情を変える様は、まるで万華鏡を覗いているかのよう♡♡

見る者を飽きさせない輝きで、毎日の食卓を彩りましょう(*^。^*)

◆レインボーツイスト　キャンディーポット

こちらも同様にザンフィリコ満載の一品♪♪

黒色に近い深緑色がぴりりと大人な印象を与えます(*^_^*)

サイズは高さ約２２．９㎝、幅１４㎝。

やや太めなラインがぽってりとした形をさらに強調させているようです＊

器部分のズームアップ。

この複雑さはついまじまじと見入ってしまいそうです！☆★

ここまでカラフルだと、

なぜこの色にこの色を合わせたのか・・・なんて考える暇も与えてくれませんね(‘_’)

賑やかでエネルギッシュです！！

器部分を上から覗いています。

どこまでも伸びるツイストとライン・・・

岡本太郎の代表作の一つ、太陽の塔を髣髴させます(*^。^*)

さて、蓋です！

まず目に留まるのが天辺に咲き誇るお花♪♪

残念ながら品種までは分かりませんが、花の持つ美しさと柔らかさが表現されています＊＊

ボディ部分と異なり、単色で配置されている点にもセンスが光ります！

ただし、取っ手という大切な役割を果たすところでもあり、

お取り扱いには十分にお気を付けくださいませ★

◆ライトブルー　ツイストコンポート

ひらひらとした縁回り、つぼみのような持ち手、爽やかな色合い、、、

どこを切り取っても可憐なコンポートを見つけました♪♪

高さ約２２．９㎝、直径約１８．５㎝と、写真からは伝わりにくいものの

結構な大きさをしています(^^)v

もう随分と見慣れたこちらの柄。

色遣いだけで、控え目な印象に様変わり・・・☆

くびれと曲線が見事に美しい♡♡

甘～い桃のコンポートをたっぷり盛り付けていただきたくなるお皿です♡

いかがでしたか？

今回は、ベネチア・ムラーノ島で古くから伝わるザンフィリコ技法を駆使した作品をご紹介しました☆

どこかでお目にかかった際には、その複雑で難解(？)な職人技を隅々までご覧くださいませ♪♪

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