おすすめのシルバーティーポットとティーカップで美味しい紅茶を丁寧に素敵に味わう暮らし
目次
本日もご覧いただきありがとう御座います♫♫
今日は、「紅茶」の楽しみ方についてご紹介いたします。
紅茶の楽しみ方とティータイムに欠かせないティーポットとティーカップ
古くは1600年頃からイギリスをはじめ世界各地で愛飲されていた紅茶が日本に渡ってきたのは、
明治時代だと言われています。
当時の日本ではとても高価で、上流階級だけのものでしたが時代の流れと共に次第に庶民へも広がり、今では日本でも各地で地元オリジナルのご当地和紅茶が生産される程の人気となっています。
今も昔も、紅茶の鮮やかな色と香りは多くの人の心を癒しているのですね。
紅茶とティーカップの相性
あなたが紅茶を楽しむ時は、どんなティーカップやティーポットをお使いですか?
最近はティーパックや粉末タイプなど様々なものがありますので、随分と手軽に紅茶を楽しむことが出来るようになりました。
基本的には、紅茶を淹れる際のティーポットやカップなどに決まりなどはないので好きなものを選んで良いのですが、せっかく紅茶を楽しむならポットやカップにもこだわってみてはいかがでしょうか。
そこで、私から皆様におすすめしたいアイテムを2つご紹介します。
・丸型のアンティークシルバーのティーポット主に紅茶の抽出に使用したい逸品です。
丸型が良い理由は見た目の愛らしさも勿論ですが、 紅茶の抽出に欠かせないジャンピングが起こりやすいと言われているからです。
また、茶葉と一緒にフレッシュハーブやフルーツなどを加える場合も、香りがたちリラックス効果が得られます。
・アンティークな雰囲気のあるティーカップ&ソーサー 日々なにかと忙しい私たちを癒すアイテムの1つに紅茶を楽しむなら、お気に入りのソーサー付きのカップで紅茶を楽みたいものです。
カップもアンティークなものから、女性に人気の雑貨ブランドとコラボしたものまで色々なものがありますのでぜひお気に入りを探してみてください。
ちなみに、博多アンティークにもオシャレなティーカップがありますので興味のある方はお問合せ下さいね。
【紅茶の色を美しく見せるおすすめのティーカップ】
鮮やかなお茶の色をより美しく見せるカップは、内部にホワイトやパステルカラーなど淡い色を使ったものです。
また、カップの外側にゴールドの装飾があるものも、よりお茶の美しさを引き立てます。
お茶は舌で味わう以外にも目でも味わうと言いますので、カップ選びの際の参考にしてはいかがでしょうか。
美味しい紅茶を淹れるポイント
上記でも少し触れましたが、紅茶を美味しく入れるには茶葉に熱湯を注ぎ「ジャンピング」を起こすことがポイントです。
ジャンピングとはティーポットの中で茶葉が上下左右に動きまわる現象で、ジャンピングを起こす事でより茶葉本来の香りや風味が豊かになります。
【美味しい紅茶の淹れ方】
・ティーポット、カップはあらかじめお湯を入れて温めておきます。
・茶葉は1人につきティースプーン2杯が目安です。
(好みや飲み方によって調整してください)
・温めたティーポットに茶葉を入れ、お湯を高い位置から注ぎます。
・2~3分位蒸らし、温めたカップに注ぎます。
(フレッシュハーブやフルーツを淹れる際は少し長めに蒸らすのがポイントです)
【更に美味しく紅茶を楽しむ方法】
紅茶をもっと美味しく楽しみたい!という方に、おすすめの一工夫をまとめました。
・紅茶の渋みが苦手な方は、温めた牛乳を少し加えてみると良いでしょう
・甘みをもう少し追加したい時は、柑橘系のフルーツやハチミツなどを添えると良いでしょう。
・夏の暑い時期に紅茶を楽しむなら、少し濃い目に煮出して氷を沢山そそいでアイスティーにすると良いでしょう。
【知っておきたい紅茶のおもてなし術】
大切なお客様のおもてなしに、紅茶を取り入れる際のポイントをまとめました。
・カップ&ソーサーの柄はお客様からよく見える方向に
・事前にお客様の好みがわかれば、それに合う茶葉やカップを用意
・紅茶に合うお茶菓子を用意
(紅茶を使った茶菓子は、お茶の風味を損なうので控える)
・丁寧に、気持ちを込めて作業する
失敗しない茶葉の選び方
自分の好みの紅茶を選ぶって意外と難しい、と感じている方も多いのではないでしょうか。
そんな方向けに、上手に紅茶を選ぶポイントをご紹介します。
【必ず押さえておきたい茶葉選びのポイント】
・最初から大量購入をしない
(出来れば最初はティーパックなどで味を確かめる)
・試飲が出来る場所では必ず試飲をする
(ティーサロンなどでは出来る場所もあります)
・まずは、有名紅茶メーカーの人気アイテムからチャレンジする
(本人の好みも有りますが、失敗は少ないです)
【価格帯・容量に関して】
・初めての茶葉はティーパック1つから購入が望ましい
(お茶を入れる時にティーパックから茶葉を取り出し、
ポットで入れるとより美味しく楽しめます)
・価格が高いから、美味しいとは限らない
(ダージリンなら50g→2000円前後、
セイロインなら50g→1000円前後が一般的)
・試飲感覚で飲みたい場合は10g程度を購入する
【フレーバーティーは上級者向け】
・茶葉の状態の香りと、実際のお茶では香りが違うことを覚えておく
(お茶の方が香りが顕著に現れる傾向が強い)
・もし仮にフレーバーティーで失敗した場合は、スイーツやポプリ等に活かすのも方法の1つ
紅茶のマメ知識!
紅茶の7つの健康効果 紅茶は元々緑茶を発酵させたもので、とても多くの種類があります。
また、身体と心の健康にも効果があると言われています。
①酸化防止効果
緑茶カテキンや紅茶ポリフェノールも、私たちにとって重要な生体内抗酸化物質です。
緑茶を発酵させて作る紅茶は、抗酸化物質がないと誤解されている方も多いそうですが、実際には緑茶と同等かそれ以上の効果があると言われています。
紅茶の飲用により生体内の活性酸素が増え、生活習慣病の予防、老化の抑制、メラニン色素生成を防ぐ美容等には充分効果が期待されます。
②抗菌作用との関連
緑茶カテキンや紅茶テアフラビンはコレラ菌など一般的な食中毒細菌に対しても殺菌効果があることが知られています。
また、紅茶に含まれているポリフェノールは乳酸菌やビフィズス菌などには影響を及ぼさず、腸内細菌の比率は善玉菌が増えて悪玉菌が減り、便秘の解消も期待できるかもしれません。
③ダイエット効果
紅茶のカテキンのもつ、糖分を分解する酵素によってダイエット効果があると言われています。
④疲労回復とストレスの解消ほかカフェインの働き
紅茶の効能にはカフェインによる作用もあります。
カフェインの働きは疲労回復、ストレスの解消、中枢神経の興奮、利尿効果等があり紅茶ではカフェイン単体より作用がマイルドになっています。
また、カフェインはエネルギー源としての脂肪を優先的に消費する作用があるといわれ、有酸素運動時に摂取すればダイエット効果が見込めるかもしれない。
⑤有害成分の排出
紅茶ポリフェノールへの吸着とカフェインの利尿効果で紅茶飲用により残留農薬や環境ホルモンを比較的すみやかに尿として体外に排出するそうです。
⑥ミネラルの補給
紅茶にはミネラルが多く含まれ、とくにカリウムが豊富です。
これにより体内の過剰なナトリウムと置換することで、脳卒中の防止に役立つのだとか。
他にカルシウム、マンガン、ナトリウム、フッ素、さらに亜鉛、銅、ニッケル、モリブデン、セレンといった微量要素も抗酸化作用に有効言われている。
⑦ビタミンの補給
紅茶で有効なビタミン効果は、ビタミンB群の中でB1、B2、ナイアシンがあり、抽出液にも比較的多く溶け出ている。 あらゆる栄養素の代謝に必要なビタミンです。
ティータイムにオススメのティーポットと紅茶に合うカップをご紹介
ヴィクトリアンデザイン シルバーティーポット
ロンドンのJohn Wellbyという職人が手がけました♪
19世紀半ばの優雅な作品です(^^)
全体が純銀で作られていて、ガッチリとした高級感がありますね✨✨
高さ:21cm
横幅:14.7cm
重さ:798グラム
足が低く安定感のある作りをしており、見た目上も下部の装飾が細かく、
全体の重心が下に誘導されているので、どことない安心感、重厚感があります(*^^*)
こういったシルバーティーポットはテーブルの上に置くだけで一気に華やかになるので
1つは持っておきたいテーブルコーディネートアイテムですね。
当時のイギリスはヴィクトリア女王の統治まっただ中。
この時代に大英帝国として大きく発展するイギリスは、美術・工芸品の質も非常に高くなりました✨✨
フランスの真似事になってしまっていたデザインも大きな革命を起こし、ヴィクトリアンデザインという大胆なギリシャ・ローマ風のデザインが再発見されました♪
このポットもヴィクトリアンデザイン特有の、流れるようなエングレイブ加工(飾り彫刻)と、凹凸のある装飾が美しいですね(*^_^*)
こんなポットには、同様にヴィクトリアンデザインのカップが合うと思います♪
例えば、、、
イギリス製シルバーホルダーとロイヤルウースターの合作カップ&ソーサー
イギリスの老舗陶磁器メーカーロイヤルウースターが、当時最高の銀職人だったWilliam Comynsと共同で作ったこのカップ&ソーサー。
豊かな自然装飾がとても綺麗です💕💕
黄色を基調にした色合いはポットの銀とよく似合いますし、冷たい印象になりがちの銀製品に温かいを添えてくれます♪
また、微妙に金を使用していることで、どことない高級感があり、ポットとの整合性も取れていますね✨✨
このティーセットの特徴はなんといっても、純銀製のカップホルダーです♪
ケースの装飾もポットととてもよく合うと思います(^^)
なぜカップと取っ手が別になっているか分かりますか?
実はカップを拭いたりするときに、取っ手や装飾がたくさん付いていると、そこに引っかかって欠けてしまうことがあるんです😣
こうやって別になっていると、カップはカップで、ケースはケースで別々に管理できますし、デザインの幅も広がるんです(*^_^*)
今では生産が終了してしまいほとんど見かけなくなってしまいましたが
こういったティーカップ&ソーサでおもてなしをすれば喜ばれること間違いなしですね。
ティーカップの形がどうしてこういう形をしているかご存じですか?
これは紅茶の飲み頃の温度と関係がありまして、実は紅茶は入れた直後は飲み頃じゃないんです😳
なので、冷めやすい幅の広く底の浅いものが好まれたんですね😉
また、紅茶を入れた時に底が薄いと水の色が綺麗に映えるので、それも大きく関係しています✨✨
こういうカップもいいかもしれませんね😉
ポットに洗練された落ち着きがあるので、カップも金の装飾で優雅にデザインすると食卓に高級感が生まれます✨✨
こちらもロイヤルウースターが手がけたカップですが、銀の装飾はなく、ピンチト・ハンドルという楕円に曲がった取っ手が直接つけられています♪
一体型になっているカップは、やはりバランスが良くて美しいですね✨✨
ティーポットがシルバーなので金の装飾が綺麗に映えます♪
外側はあくまでシンプルな簡潔さを残し、ゴールドの高級感をより際立たせています😄
内側にはアイビーの綺麗な装飾がなされていますね。
ティーカップは内側にも装飾が施されていますが、これは紅茶を注いだ時の見栄えを良くするために入っています(^O^)/
ポットとともに卓上の芸術品として、カップも大きな役割を果たしていたのですね😳✨✨
もう一品ポットと、それに合うカップを二品ご紹介しましょう♪
イーストレイクスタイル シルバープレートティーポット
このポットもヴィクトリア朝のものですが、少しカクカクとしたデザインが特徴的ですね😄
これは建築家のチャールズ・イーストレイクが提唱した、イーストレイクスタイルと呼ばれるデザインのポットです♪
イーストレイクスタイルは、19世紀以降に流行した、クイーンアンスタイルの派生版と呼ばれています。
このスタイルは18世紀前半の豪華絢爛なバロックデザインを復興する動きで、ガッチリとして、男らしい幾何学的なデザインが特徴です♪
このポットは1868年にRoger, Smith&Co.というイングランドのメーカーが手がけたティーポットです(^^)
高さ幅ともに20cmを超えるポットで、スクエアタイプの取っ手や、特殊な形状の注ぎ口が印象的です😌
このポットはニッケルに銀で電気めっきを施した、シルバープレートになっています。
ですが純度の高い銀を使用しているので、非常に高級感があり、強度も申し分ありません✨✨
それでは、今ポットにはどういったカップが合うのか、ここから見ていきましょう♪
シェリーワイルマン(ShelleyWILEMAN)が手がけたヴィクトリア朝のカップセットです(^_-)
先ほどのロイヤルウースターなどが有名なイギリスのテーブルウェアですが、シェリーも本国では高級ブランドとして広く認識されています♪
世界中でもコレクターが多いシェリーのカップですが、なぜこれを選んだかといいますと、、、
・鮮やかな二色のシンプルな色使い
・植物をあしらったデザイン
につきます!
銀製品と青い食器はとてもマッチするんです♪
先程も書きましたが、銀は冷たい印象を与えます。
そこであえて暖色系をぶつけて、調和させるのも手ですが、寒色系を持ってきて、クールで洗練された食卓を演出するのもまた一興です✨✨
しかも、このカップは地の色が薄いクリーム色をしているので、完全に硬い印象をあたえるのではなく、少し柔らかくなごませてくれます😄
このカップにあしらわれている花はパンジーです(^^)
クイーンアンスタイルには花のモチーフも多く用いられたので、うまく調和することでしょう(*^_^*)
このカップは口が比較的狭いので、コーヒーカップに見えますが、ちゃんとティーカップとして作られていますので(ソーサーがティー用です。)問題ありませんよ♪
また、こういったカップもいかがでしょうか?
かの有名なイギリスの老舗メーカー、コールポートの20世紀最初の作品です♪
こちらのポットは、3色のシンプルな構成ですが、各色のバランスが完璧で、とてもゴージャスな雰囲気が漂っています✨✨
また、幾何学的・ボタニカルなデザインがとても美しく、ポットの男性的なデザインともマッチすることでしょう(^^)
手作業でペインティングされているので使わない時は観賞用としても申し分ない芸術性の高さを誇っています👀
こぶりな取っ手が可愛らしく、手にとってみると、女性の手によくフィットする作りになっています💕💕
見ているだけでリッチな気分になれるゴージャスなカップ&ソーサーですが、決してしつこい印象はなく、むしろ食卓にあるだけで、全体を落ち着かせる包容力のあるデザインになっているところに、非常に共感が持てます(*^_^*)
ソーサーにもびっしりと金彩の入った美しい意匠は、さすがコールポートといったところですね😳
私だったら大切なお客様がいらっしゃった時に、最高のおもてなしができるように、このカップを使って紅茶をお出したいと思います(*^_^*)
特別な人とは特別な空間を共有したいですからね✨✨
さて、本日はティーポットとそれに合わせるおすすめのティーカップについて、ご紹介させていただきました♪
ポットを買ったけど、どうやってコーディネートをしたらいいかわからない、、、という方に少しでも指針を示せたら嬉しい限りです(^^)