マイセン、ロイヤルコペンハーゲンとウェッジウッドの違いとは?
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本日もご覧いただきありがとう御座います♫♫
アンティークテーブルウェア店長の妹尾です(*^^*)
このブログを読んでいただいている皆様の中には、お母様やお祖母様の影響を受けて洋食器やアンティークが好きになった、という方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか❓
かくいう私もその一人✨
おかげで我が家にはブランドもシリーズもさまざまな洋食器たちが集まっています。
もちろん、気に入って購入した子たちばかりなので、どの子たちもそれぞれ思い入れが強くあり、みんなお気に入りの子ばかり💕
でも、ずっと使っていると「あれ、最近この子の出番が多いなぁ…」と気づいたりするものです。
今回は、普段の食事に使うことも多いディッシュプレートについて、マイセンとロイヤルコペンハーゲン、ウェッジウッドの3つのブランドを比べてみたいと思います♪
動画で、それぞれのブランドの魅力を解説しておりますので、こちらもご覧くださいませ(^^)/~~~
マイセン、ロイヤルコペンハーゲンとウェッジウッドの違いって❓
マイセンやロイヤルコペンハーゲンとウェッジウッドでは決定的な違いがあることをご存知ですか?
実は、マイセンとロイヤルコペンハーゲンが生産しているのは磁器、ウェッジウッドは陶器なんです。
どちらの白がお好き❓
ちょっと上の写真を見比べてみてください。
同じ白い器でも「白」に違いがあることに気づいていただけましたでしょうか?
マイセンやロイヤルコペンハーゲンの白が、透き通るガラス質の白だとすれば、ウェッジウッドの白は柔らかな白。
しばしば「クリーミーな」とも表現されるウェッジウッドの白い陶器は、18世紀にウェッジウッドの創始者ジョサイア・ウェッジウッドが作り出しました。
当時は、そのやわらかな白さから「クリームウェア」と呼ばれていたそうです。
そしてシャーロット王妃のお気に入りとなり「クイーンズウェア」と呼ばれるようになったのです✨
その後、19世紀に入り息子のジョサイアⅡ世が牛の骨を混ぜたファイン ボーン チャイナを完成させると、ウェッジウッドはイギリスのみならず世界に通用する陶器メーカーとして確固たる地位を築きました✨
そう、ウェッジウッドの白さの秘密は、牛の骨🐮。
ボーン チャイナのボーンは骨=boneなんですね。
白い磁器は金銀宝石と同じ価値!?
一方、マイセンやロイヤルコペンハーゲンの白さの秘密はなんでしょう❓
17世紀、ヨーロッパの王侯貴族の間で宝石と同じくらい価値のある貴重品として取引されたものがありました。
それが、「NANKING PORCELAIN 」。
いわゆる中国の景徳鎮や、日本の伊万里などに代表される東洋の陶磁器だったんです。
中でも白く薄く滑らかで、しかも硬質な白磁は人気が高く、当時のヨーロッパの王様や貴族など上流階級の人々は東洋からもたらされる白い器を夢中になって収集したとか❗️
どれくらい高価だったかというと「白い黄金」と呼ばれ、金銀宝石と同じくらいの価値があったそうです💎
「白い黄金」に魅せられた王侯貴族たち
どうしてそんなにも人気があったのでしょう❓
それは、当時のヨーロッパでは白く硬い磁器「白磁」を作ることができなかったからなんです。
手に入りにくいものほど欲しくなるのは今も昔も同じ。
はるか遠い異国から届く白い黄金を手に入れるために、想像を絶するようなお金がヨーロッパから流れ出していったのです💸
マイセンとロイヤルコペンハーゲン
こうした状況を見て、ヨーロッパの貴族たちはなんとか自国であの美しい白い磁器を生産しようと奮闘します。
そんな中、最初に成功したのがドイツのザクセン選帝候フリードリヒ・アウグスト強王でした👑
アウグスト強王は、ベドガーという錬金術士を使ってヨーロッパでは初めてとなる白い硬質磁器の生産に成功しました。
カオリンという鉱物が重要な成分であることを発見すると、1710年、マイセン地方にあるアルブレヒト(アルブレヒツブルク)城に生産工房を作り、その製作技法が外に漏れないようにしました。
それが現代にも続く「マイセン」の始まりです✨
それから遅れること半世紀ほど。
1775年にはデンマークでロイヤルコペンハーゲンが王室御用達の釜として産声をあげました。
実は、ロイヤルコペンハーゲンの白い磁器の成功にはマイセンからの流出した職人の力があったとか。
アウグスト強王が頑なに守ろうとした製作技法も、そこで働く人間によって広がってしまったなんて💦
職人達は労働環境に不満でもあったのでしょうか👀❔
なんだか歴史の中に人間臭さが垣間見えます。
こんな裏話を見つけるのも、長い歴史をもつ老舗ならではの楽しみ方ですね♪
マイセン 波の戯れ
ホワイト ディッシュ(長皿)
サイズ:8.5x26cm
値段:6,500円
風が吹いた後の水面にうまれるさざ波からインスピレーションを得たと言われる、波の戯れ/ホワイトのデザイン✨
実用性と美しさを兼ね備えた現代マイセンの名シリーズです☝💕
横に長いタイプの長皿です。
縁はさざ波のように優雅なカーブを描いています👀
左右についた羽のような縁には、さざ波のようなレリーフが丁寧に施され、ため息が出るほどエレガント💕
よくあるようなオーバルや長方形の長皿とは一線を画すような優雅なデザインで、テーブルに置くだけでその場の雰囲気が優雅なものへと変わります♪
絵柄が全く描かれていない純白の器は盛り付けたお料理を優雅に引き立ててくれる名脇役👍✨
また一人前に丁度良いサイズなので、和食の先付けや洋食のオードブルなどを盛り付けるのにもぴったり💕
とても使い勝手の良いサイズです♪
ロイヤルコペンハーゲン
ブルーパルメッテ プレート
サイズ:26cm
値段:5,400円
ブルーパルメッテのフォルムは、大皿に盛られたお料理を各々の小皿に取り分けるアジアの食文化からインスピレーションを得て考え出されたとのこと(^^)♪
今回ご紹介するのも、そんな大皿料理にぴったりのディーププレートです👍✨
ロイヤルコペンハーゲンの伝統の柄「ブルーフルーテッド」と、「パルメッテ=シュロ」をイメージしたモチーフが大きく大胆に描かれ、モダンでスタイリッシュな印象です。
プレートの縁にはロイヤルコペンハーゲンの3本波が地模様としてデザインされ、老舗の伝統をさりげなく主張しているのも心憎い演出ですね☝✨
深みがあるので汁気がある料理でもOK!
アジアの食文化を意識しているだけあって、煮物を盛り付けても様になります。
もちろんアクアパッツァなど洋食を盛り付けても素敵👀💕
ウェッジウッド ワイルド ストロベリー
マリアージュボールS
ウェッジウッドといえばワイルド ストロベリーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか(*^^*)
可憐な野いちごや小花が可愛らしい人気のシリーズです🍓
サイズ:20x18x5cm
値段:5,400円
深みのあるマリアージュボールは、サラダやフルーツを盛り付けるのにぴったり🍓
ワイルド ストロベリーの柄のイメージ通りに、食卓を明るく華やかに演出してくれます(*^^*)
比べてみると!?
デザインと実用性
マイセンの波の戯れ/ホワイトもロイヤルコペンハーゲンのブルーパルメッテも、どちらのシリーズも和食、洋食どちらにも使えるのでとても実用的です✨
一方、ウェッジウッドのワイルド ストロベリーは他の2つと比べると和食には不向きかもしれませんね💦
揃えやすさ
マイセンの波の戯れ/ホワイト、ロイヤルコペンハーゲンのブルーパルメッテ、ウェッジウッドのワイルド ストロベリー、どのシリーズもバリエーション豊かに展開されていて、揃える楽しみを十分に味わえます。
中でも私のオススメは、マイセンの波の戯れ/ホワイト♪
水面にできたさざ波のようなフォルムは自然からインスピレーションを受けて生み出されたデザインです。
そのせいか、揃えれば揃えるほどにテーブルにも自然の風が吹いているかのような爽やかな雰囲気に包まれます🍃
また白くて艶やかな器たちはどんなお料理も優雅に引き立ててくれるので、我が家でも登場回数が自然と多くなります💕
好み
好みは人それぞれですから一概には言えませんが、ここでは私の実体験をお伝えしたいと思います(*^^*)
実をいうと私、若い頃はすべてをウェッジウッドのワイルド ストロベリーで揃えたテーブルの軽やかな華やかさが大好きでした🍓
でも、年齢を重ねるうちにマイセンやロイヤルコペンハーゲンの純白の器が生み出す白い空間に落ち着きを感じるようになったんです。
中でも今は、国籍にかかわらずどんな料理も引き立ててくれるマイセンに強く惹かれています💕
きっとまた好みは移り変わるのでしょう。
そうやっていろいろなブランドやシリーズを行ったり来たりできるのもアンティークや洋食器の楽しみかたかもしれませんね(*^^*)
次はどの子たちの出番が増えるのか、今から楽しみです💕
【マイセン専門ショップ 博多マイセン】
安心の交換・返品保証サービスを承ります♪
「今年こそ、マイセンのプレートを購入したい!
でもなあぁ、通販で商品を購入するのってちょっと
不安だし〜💦う〜ん?
イメージと違かったらどうしよう〜(*_*)💦」
こんな不安って皆さんにもあると思うんです☝
私はこんな不安がありながらも、でも通販って便利だし
辞められないんですよねぇ・・・
私も初めてのネットショップで購入する時は
『ちゃんと届くのかなぁ』
と心配になります!
貴方のそんな気持ちとっても分かります👀💕
そんな貴方にも
安心して楽しくお買いものをしていただきたい!!!
その想いから、当店では
安心の交換・返品保証サービスを
させていただきます✨
詳しくはこちらでご紹介しております(^^)↓↓↓