コールポート アンティーク食器
今日は コールポートのカップ&ソーサーのご紹介です。
すべてため息ものです。ごゆっくりご覧になって、楽しんでください。
こちらは 1840年~1900年ごろ作られたものです
気になるサイズはというと
カップ 高さ 約6㎝ 直径 約10㎝
ソーサー 直径 約14㎝ です。
信じられないほど、ゴージャスな絵付けですね。
これでもかと、すきまなく描かれていると言っていいくらいです。西洋のカップによくみられる、丸いピンクのばらを中心に、小さな花々が、色とりどりに散らばっています。
ふつう、カップの絵は正面だけに描かれたものが多いのですが、こちらは1周ぐるりと描かれています。
使うのがもったいないくらいですね。
金彩も、惜しむことなくほどこされていますが、はげ落ちているところもなく、使っていた方が相当大切になさっていたのでしょうが、もともとの器の質のよさが感じられますね。
このソーサーに至っては、カップの下に置いてしまったらもったいないですね。
こちらは、ぜひ飾り皿にしたいです。
このようにゴージャスなカップセットは、何かの記念日にこそ、使いたいものです。
1年のうち、ほとんどを飾り棚で脚光を浴びながらすごし、ほんの数回出番を迎える。そんな女王様のようなカップを持つことも、心の贅沢につながるでしょうね。
次のコールポートのカップ&ソーサーも、すばらしいとしか言いようがありませんね。
こちらも 1840年~1900年ごろ作られたものです
気になるサイズはというと
カップ 高さ 約7㎝ 直径 約7.5㎝
ソーサー 直径 約14㎝ です。
こちらも あきれるくらいにぎっしりと絵付けされています。
当時の職人さんたちは、ほどほどという言葉を知らなかったのでしょうか。
これだけの絵付けをするくらいなら、ほどほどのものがあと2つはできそうです。
それほどひとつひとつの作品を誇りを持って作り続けたのでしょう。
過去の職人さんたちは、正真正銘本物のマイスターです。
こちらは、イエロー好きな方にとってはたまらない1品となりそうですね。
カップやソーサー全体が黄色の地色というものは、あまり見かけません。
しかもそこに、色とりどりのお花が散らばっているともなると、どうしても手に入れたくなっちゃいますよね。
このソーサーも、もちろん飾り皿になります。
クローバーのような変形の円ですから、飾り棚の中でも注目の的になりそうですね。
玄関に、数枚飾っても、いい趣味だと思われます。
すてきなレースのドイリーもほしくなってしまいますね。
今回は、次から次へとすばらしいカップたちが登場します。
次もすごいですよ。
きゃぁーって言ってしまいそうなカップ&ソーサーです。
気になるサイズはというと
カップ 高さ 約5㎝ 直径 約10.5㎝
ソーサー 直径 約13.5㎝です。
黄金とブルーの組み合わせって、ちょっと変わっていますが、落ち着いた品が感じられます。
でも、完全に大人びた感じではなく、ほんの少し、いたずら心もみられるような気がしませんか?
カップの中も、目がくらくらしてしまいそうです。
古い作品だというのに、金がはがれていません。
多分、かなり厚めにぬられているのでしょうし、これも大切に扱われてきたのでしょうね。
それにしても、このまばゆいまでの金は、秀吉の黄金のお茶会に対抗できそうですよね。
ソーサーは、赤い部分がほんの少し色がはげていますが、カップを乗せてしまえば分りませんし、アンティークものにはありがちですから、そんなに気にはなりません。
このソーサーも、金とブルーと、深い赤のコントラストがたまりません。
今回は、ため息が出るようなカップばかりのご紹介ですが、こちらも、大切な日に使う、大切な大切なカップになりそうですね。
次も、きゃぁーな作品になります。コールポート!全部ほしくなってしまいます。
ここまでくると、もう完全に美術品!!
普通の家のキャビネットに入れておいていいのでしょうか。
このデミタスカップを使う時って、どんなときでしょうか。
特別なときにしますか?それとも、思い切って普段使いにしましょうか。
今回のご紹介は、どれも素晴らしいカップセットです。
どれもみんなステキに飾りたいものです。
こちらのカップは、その中でも色としては一番落ち着いています。
絵柄も湖畔の風景です。その自然の風景を囲む金彩のゴージャスなこと。
しかも、折れてしまいそうな持ち手の細工には絶句です!
コーヒーを入れた状態で持ったら、持ち手がとれてしまわないでしょうか。
心配で、ひやひやしながらそっと持ち上げてコーヒーを飲むとき、最高のぜいたくを覚えることでしょうね。
ソーサーは、風景とお花を金彩が囲みます。
風景もお花も、少しぼけた感じで描かれています。それがこのカップのメインカラーであるベージュにとてもよく合っていると思います。
色としては、今まででいちばん地味ですが、存在は他の物たちには決して負けてはいませんね。
次も、もちろんため息もののデミタスカップ&ソーサーです。
気になるサイズはというと
カップ 高さ 約4.5㎝
ソーサー 直径 約8㎝となります。
小さ目デミタスカップですね。
今回のカップも、内側が金で埋め尽くされていますね。
この華やかさには、だいぶ慣れてはきましたが、それでもやっぱりため息をついてしまいます。落ち着いたグリーンの地に、白いお花と葉っぱが浮き上がろうとしているのを、金彩のさざ波がそれをおさえているかのようです。
細かい金の線が入ることによって、落ち着きが出るというのも不思議です。
今まで見てきたカップと同様、金はぜいたくに使われています。
ものすごい厚みも感じられます。
持ち手も、たっぷりの金を使ってあって、温かみが感じられます。
全体的に、アンティークの絵付けは、落ち着きや華やかさは感じられますが、日本的な「かわいい」はありませんね。
「かわいい」は、品性がなくなります。
アンティークはあくまでも大人の楽しみです。
私たちは、その中に100年前の紳士や貴婦人を感じ、彼ら彼女らのようにほんのひとときの優雅さを共有するのです。
最後のカップは、この写真が、まるで絵に描かれたカップのように見えませんでしょうか。こちらもデミタスカップ&ソーサーとなります。
カップのふちが、レースのようです。
絵なら表現できても、この細かなフリルが実際に人の手で作られたとは考えられませんね。
気になるサイズはというと
カップ 高さ 約5.5㎝
ソーサー 直径 約11㎝です。
美しいレースのような縁取りの技法は、ソーサーの周りにも惜しみなく発揮されていますね。
こちらの金彩も、厚みが感じられます。
お花の絵が一切ありませんが、ソーサー全体が1輪のお花のようです。
中心の花びらをレースで包み込んでいるように見えませんでしょうか。
肉厚な金彩に、はげているところは見受けられません。
コールポートのアンティークものは、上質な状態で残っているものが多いのですね。
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したコールポートは、どれもカップやソーサーいっぱいに描かれたお花やぜいたくに使われた金彩のおかげで、見たこともないようなぜいたくな逸品となっています。
一生のうちに、手にするチャンスがないと言っていいくらいの高級なお品ですが、少し背伸びをしてでも、当時のマイスターたちの誇りを感じながら、1杯のコーヒーを楽しんでみてはいかがでしょうか。