フランスの高級シルバーカトラリーブランド クリストフルが時計に進出
フランスのシルバーブランド クリストフルの腕時計
パリ、ロワイヤル通り9番地に本社と店舗をもつクリストフルと言えば、高級銀食器のメーカーとして有名で、この分野では世界最大の輸出業者である。シャルル・クリストフルにより創業されたのが1830年、以来フランス国王ルイ・フィリップ、ナポレオン3世らによって愛用されて名声を高めました。
ベルエポックにはパリの洒落たレストランで用いられ、大西洋航路華やかなりし時代には、豪華客船でも使われていました。
この銀器の名門クリストフルが、最近腕時計の作品も提供しています。
パリのクリストフルとローマのリッチ・デザイン・スチューディオとの密接な協力から生まれたもので、後者を主宰する建築家ステファーノ・リッチのデザインによるものです。
このウォッチのデザインに当たって、リッチは古代ローマのパンテオンのドームにインスピレーションを得るとともに、ベゼルの装飾にはクリストフルのナイフ、フォーク、スプーンのモティーフを生かしています。
実際の組み待てはスイスの高級時計のメッカ、ラ・ショー・ド・フォンで行われ、ムーブメントはクォーツと自動巻の2種があるが、基本的なデザインは共通です。
ケースはステンレス・スチールやそれにK18ゴールドの装飾を施したもので、バックは4本のビスで装着され、30m防水になっています。
風防はサファイアクリスタル、ケースには一つずつ固有ナンバーが刻印されています。
バンドは革、ソリッドスチール、コンビブレスレットの3種があります。
バリエーションはクォーツ16種、自動巻8種と豊富で、クォーツは男女兼用のMサイズと女性用のSサイズ、自動巻はLサイズのみです。
共通しているのはセンターセコンドの日付け付きだが、クォーツには6時の位置にスモールセコンドの付いたものがあり、自動巻きには2タイム・ゾーン(1方は24時間形)で夜間用のトリチウム針のGMTもあります。
日本での価格は最もシンプルなクォーツの125,000円からK18ゴールド・ベゼル付きGMTの245,000円まで。
クリストフルの魅力といえばシンプルなデザインでありながらもシルバーの
魅力を引き立てているところでしょう。