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クリストフル(Christofle)ティーセットの使用感レビュー( pompadour・マルリー)

 2021/04/26 未分類
この記事は約 12 分で読めます。 1,605 Views

クリストフルの魅力

1830年創業から190年と続く長い歴史をもつ、

 

老舗銀製器ブランドメーカーのクリストフル。

 

その製品は美の国フランスならではの美しい芸術性のある

 

モデルやデザインも多くあり、

 

憧れを抱く人も多いのではないでしょうか。

 

以前は、わたしもそんな憧れを持つ一人でした。

 

そして、クリストフルを手に入れるとその美しさと

 

使い心地の良さにさらに、クリストフルの魅力に

 

魅了されてしまいました。

 

そんな私が、今回ご紹介したい品はクリストフルの

 

ティーポット、シュガーポット、ミルクポット

 

この3点セットです。

 

クリストフルのティーセット

 

 

・クリストフル:ポンパドール

 

左からシュガーポット・ミルクポット・ティーポット

 

ポンパドールは、今や廃盤モデルとなりましたが、

 

クリストフルのコレクターの間ではいまだ人気が高い

 

シリーズですね。

 

さて、画像でお気づきの方はいますでしょうか。

 

今回はオールドノリタケのデミタスカップ&ソーサーを

 

使用してるんです。

 

そして、シュガーポットにミルクポット。

 

そう、コーヒー好きの方ならもうおわかりですね。

 

でも、知らない方のために少し説明させていただきます。

 

・デミタスカップは

こちらはそもそも、「デミタス」を飲むためのカップなんです。

デミタスとは、ミルクや砂糖を入れずに飲む食後の

コーヒーのことなんです。

そのため半分という意味あいのデミタスの名の通り

食後に少しのコーヒーをいただきたいときに使うカップなのですね。

 

そもそも、ティーポットなのでコーヒーでは

 

ないんですけれど・・・。

 

実は、クリストフルのポンパドールのコーヒーポットは

 

あるんです。

 

 

※ここでは、あえて使用感を紹介しようと思いますので、

一番使いやすいティーポットをチョイスしています。

コーヒーポットはクリストフルの使い方でご紹介していますので

そちらをご覧になってください

 

クリストフル ティーポット使用感

・クリストフル ポンパドール 廃盤品(アンティーク)

口径:7.5cm

高さ:22cm

重さ:約1000g

容量:満水1300ml

適量500ml~1000ml

 

 

 

今回はランチを楽しんだ後、

 

急遽おしゃべりをする場として我が家に

 

友人が来たので、おしゃべりティータイムということで、

 

クリストフルのティーポットを使用しました。

 

来客準備を全くしていなかったのですが、

 

テーブルにクリストフルのティーセットが

 

並べられただけで、ヨーロピアンスタイルに変身です。

 

一気に贅沢な雰囲気を演出してくれます。

 

やはり、食卓の芸術品と言われるだけ有りますね。

友人の中には、コーヒーが苦手な方やリクエストが

様々。

抹茶ラテのわがままチョイスも対応できました。

 

インスタントとは思えないほど上手に美味しく入れられるは

 

ティーポットの細長い注水口のおかげです。

 

ここで、ワンポイントアドバイスですが、

 

お湯の量は、500mlぐらいがいいですね。

 

計ると満水で1300ml入りますが、クリストフルの

 

ティーポットは本体が約1キロと重いので、

 

容量が多いと重たくて手元が震えます。

 

500mlですと、ちょうど注水口の

 

付け根の上の部位あたりまでお湯が入ります。

 

ですから、お湯が注ぎやすいです。

・オールドノリタケ(デミタスカップ)&クリストフル

 

三本のアールデコ調の猫足のおかげで、

 

熱いお湯を注いでもテーブルを傷つけることが

 

ありません。

 

そして、驚くほどに安定感があるんです。

 

このアンティーク感を思わせる猫足は高級感をさらに

 

漂わせています。

 

そして、ハンドルは大きくて女性でも持ちやすいです。

 

熱いお湯を入れてしばらくたってから

 

ハンドルを触ると若干熱さを感じる程度ですが、

 

中のお湯は熱いまま。

 

本体はもちろん熱いですから注意してくださいね。

 

やはり、銀製品の老舗メーカーが制作しただけあって

 

熱伝導も計算されているのではないでしょうか。

 

クリストフル シュガーポット使用感

・クリストフル ポンパドール 廃盤品(アンティーク)

 

高さ:10cm(蓋を含めない)・14.5cm(蓋を含め)

口径:7cm

重さ:480g

 

名の通りシュガーを入れるポットですが、

 

今回は、違う使い方をしています。

 

このポットは、蓋もついていますのでシュガーポットのみの

 

使用はもったいないです。

 

可愛らしいフォルムに取っ手が左右両方に接着され、

 

高級感はもちろんですが、テーブルの上に普段から

 

飾っておいたり、一口サイズのお菓子やキャンデイを

 

入れておくのにもいいと思います。

 

底部の重量感が安定しているので、倒れるなんてことを

 

全く感じさせません。

 

そして思わず、蓋を開けたくなってしまうポットです。

 

開けた瞬間、何が入っているかはお楽しみですね。

 

実際に友人は真っ先に空のシュガーポットを開けていましたから。

 

中身が空のシュガーポットをみて少しがっかりだったようです。

 

 

そこで今回は、とりあえずインスタント・ラテの

 

スティックを入れました。

 

ちょっと置いておくだけでテーブルが華やかになりますし、

 

カウンターやキッチンはもちろん、小物入れとして使っても

 

いいのでは。と私は感じます。

 

クリストフル ミルクポット

 

・クリストフル ポンパドール 廃盤品(アンティーク)

 

高さ:12.5cm(ハンドル上部まで)

幅 :12.5cm(ハンドルから注水部まで)

口径:5.5cm

重さ:293g

 

ロココ調のハンドルが一際目立つミルクポット

 

ポット部分よりハンドルの方が丈があり、

 

すごく持ちやすいです。

 

人差し指がちょうど、ハンドルに入ります。

 

ミルクだけ入れるのもやはり、もったいないですね。

 

はちみつやメープルシロップを入れて、

 

パンケーキ用に使用したりできます。

 

コーヒーにはちみつ入れて飲む方もいますしね。

 

 

注ぎ口が広めになっているので、液ダレの心配も

 

ありません。

 

よく勢いよくポットを傾けると、注ぎ口の溝から

 

液体が溢れてしまったり、そのあとポタポタと

 

液体が垂れてしまう経験ってありませんか。

 

このポットにはそれがないのです。

 

クリストフルはティーポットもミルクポットもそうですが、

 

使用した後にテーブルを見ても

 

液体の跡がつかないんですよね。

 

そして、洗う時にポットの周りを見ても

 

液体が流れた跡がついていないのです。

 

やはり、注ぎ口の形状もきちんと計算されているんでしょう。

 

そして、この猫足のおかげで水滴が底部につくことが

 

ないので、コースターも必要ないのです。

 

ですから、冷たい液体を入れても問題ないんです。

 

一言でいうと「スマートな振る舞い」ができるのです。

 

優雅に楽しくおしゃべりしながらお茶をいただいているとき、

 

テーブルをふきんで慌てて拭くのは避けたいものです。

 

これはできそうで、できないことなのでとても有難い品です。

 

クリストフル銀製品のお手入れ

 

 

上の画像と下の画像は同じクリストフルのティーセットですが、

 

輝きの違いが判るでしょうか。

 

下の画像がお手入れしたあとのものです。

 

白っぽく美しい輝きを取り戻しています。

 

やはり、シルバー製品は黒ずみますね。

 

銀製品はどうしても硫化するんです。

 

普段私は、クリストフルのカトラリーも他のカトラリー同様に

 

使用後はペーパータオルなどで油汚れを軽くふき取った後、

 

中性洗剤で洗っています。

 

洗ったら乾いた柔らかいふきんでしっかりと水気をふき取りしています。

 

それでも、半年に一度はお手入れをしています。

 

上記画像も上の画像だけ見ると綺麗に輝いているように

 

見えますが、お手入れしたした後の画像と見比べるとかなり

 

違うのがわかります。

 

シルバー製品のお手入れ方法

 

インターネットでも簡単にできるシルバー製品のお手入れ方法が

紹介されていますね。

今回紹介するのはそれを含めた3つのお手入れ法です。

 

①お湯・塩(重曹)・アルミ箔を使用する

耐熱容器か鍋、アルミ箔を敷いてその上に、カトラリーを

おいて、塩(又は重曹)を投入して、熱湯を一気にかける。

塩がお湯に溶けないと化学反応で汚れが取れないので、

そのような場合はそのまま鍋に火をかけて沸騰させるといいです。

みるみる黒ずみが取れて本来の輝きを取り戻します。

 

しかし、これがティーポットとなると、大きな容器が

準備できなかったり、意外と重労働になりますね。

 

②専用クリーマーを使用する

①が手軽にできるお手入れ法ですが、おおきな

カトラリーはやはり大仕事になってしまいます。

そういった場合はクリストフルの専用クリーマーを

おススメします。

 

しかし、これもまた、インターネットで購入するか、

専門店での購入しかありませんが、

国内でも取り扱っているところが少ないです。

注文から時間がかかるので、早めの注文が必要です。

何よりも、説明表記が日本語ではないため、使い方が

わからない方も多いと思います。

 

③ピカールを使用する

そこで、私がティーポットなど大型カトラリーに使用するのは

ピカールです。

アルミ、ステンレス、銅、ニッケル、クローム、

真鍮などの金属磨き洗剤としてご存知の方多いのでは。

ホームセンターなどで180ml数百円で相当回数使用できる

品物です。

商品にも明記されていますが、

柔らかい布に、ピカールの液体を少しつけて

カトラリー全体を磨きます。

その後、乾いた綺麗な布でふき取るだけ。

匂いが気になるので、もう一度、中性洗剤で

軽く洗いすすいで、ふきんで水をきれいに拭き取るだけ。

一番お手軽な気がします。

 

・ミルクポット:お手入れ前

毎回きれいに洗っているつもりでもやはり、

黒ずみが底部についています。

・ミルクポット:お手入れ後

ピカールで磨いて汚れを取り除きました。

すごくきれいになります。

 

・シュガーポット:お手入れ前

一見、汚れていないように見えますが、

少し黒ずんでいるような気がします。

磨いてみましょう。

・シュガーポット:お手入れ後

やはり、磨いて見比べてみると黒ずんでいたことが

わかりますね。

 

さて、いかがだったでしょうか。

今回はクリストフルのティーポットセットの使用感やお手入れ法を

紹介させていただきました。

クリストフルは食卓の芸術品と言われるだけあり、

ティーセットもテーブルに並べられるとその存在感は本物です。

しかし、ただ眺めているだけではなく実用的な機能も

兼ね備えた製品ですので、幅広く使用できるテーブルウェアとして

末永く愛用できる製品です。

 

 

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妹尾 満隆

妹尾 満隆

合同会社SENOO商事の代表をしております妹尾満隆と申します。

ウェブという情報を発信してる人が見えてない中で、いろんな間違った情報がネット上にあるのを度々見かけます。

特にアンティークにおいては

・間違った情報
・信ぴょう性のない情報
・そもそも情報がない

などたくさんの課題がありました。

そこで私は、これまでのお客様との取引の実績、知識、経験、情報を元に正しい情報をウェブを通して発信していくことを会社の方針と掲げました。

ただ物を売る会社ではなく、これまでブラックボックスとされてきてた商品の真贋の見分け方を発信するというのが大切なことではないかと思ったからです。

なぜならアンティーク品の場合は情報量の不足から、買い手側が圧倒的に不利な立場にあったからです。

このアンティークの世界をもっとクリーンで、信頼のおける分野に成長させていく事が私の使命だと思っております。

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