1. TOP
  2. ルネラリック
  3. 世界中に広がるルネラリック(Rene Lalique)の作品 海外の美術館と展示館のご紹介

世界中に広がるルネラリック(Rene Lalique)の作品 海外の美術館と展示館のご紹介

 2017/02/03 ルネラリック
この記事は約 9 分で読めます。 919 Views
カミカ
ポーラBAトライアルセット

世界中に広がるルネラリック(Rene Lalique)の作品 海外の美術館と展示館のご紹介

ルネラリックは、世界中の人から愛されている芸術家でもあり、実業家ですよね。

その作品は、彼の祖国フランスを飛び出し、世界各国の美術館や展覧会で展示さ

れ、今日も人々の心をゆさぶり続けているのです♪♪ 今日は、そんなルネラリック

の作品と美術館に関するお話です。

 

試作品から完成品まで

ルネ・ラリックが生まれる約10年前、アモリ―・ホートンは小さなガラス会社の立ち上げました。

彼の息子たちも、この会社を支えたのですが、その経営は不安定(;´・ω・)

1868年、銀行員に薦められ、Corningというニューヨークの小さな町移り、

”Corning Flint Glass Works”

という名前の新たなガラス会社を立ち上げました。あのCorning社です♪♪

が、しかし1870年には倒産( ;∀;)。 ホートンは他界してしまいました(ノД`)・゜・。

ところが、ホートンの息子たちは、鉄道信号用のガラスを納品する事業に成功!!

会社は復活し、エジソンの電球のためのガラス、アイフォンの画面用のガラス板、

ハップル宇宙望遠鏡用のガラス、世界で初めてのガラスファイバーなど、

時代を支えるマテリアルを作り続けてきたのです。

そんな、Corningが1951年に、ガラス細工を集めたおおきな美術館を設立しました。

それが、Corningガラス美術館です。

このガラス美術館は、利益を目的として運営されているのではなく、ガラス芸術の歴

史を後世に伝えることを目的に運営されています。その所蔵品は、50000品目にも

および、約35世紀間にわたるガラス芸術の歴史を記録しているのです!!!!

Corningガラス美術館ですが、それほどの所蔵量を誇るのに、当初、ルネラリック

の作品はたったの200点程度でした。 ⤵⤵ しかし、その後寄付などを通じて、ルネラ

ラリックの珍しい習作などを含む600点が展示されるようになりました。

sarah-bernhardt-medal-party-favor-1896-rene-lalique

なので、このCorningガラス美術館では、ルネラリックの試作品からその成果物ま

で展示で楽しむことができます。ただ花瓶を眺めるのではありません。

その中に、ルネラリックがデザインを決めて、美しいガラス製品の量産法を確立する道のりを、楽しむこと

ができるのです(ノ゚ο゚)ノ 人生で一度は行って見たいものです!!!

corning-museum-exhibition-inside-2

rene-lalique-enchanted-by-glass-book-cover

ネルソンーアトキンス美術館でのルネラリック宝飾品展覧会

もう一つ高名な、ルネラリックの展覧会についてご紹介いたします。

ネルソンアトキンス美術館は、教師だったネルソンン夫婦と新聞社を設立した実業家アトキンスが

遺贈した資金をもとに設立されました♪♪

mary-mcafee-atkins

 

この美術館は、1933年12月、あの世界恐慌の最中に開館しました。

この大恐慌のあおりを受けて値段が下がった美術品を収集して、世界レベルの美術館へと成長したのです。

この美術館は、アトキンス氏の豪邸をもとにつくられています。

↓1900年代初頭にこの豪邸・・・・。うらやましいですね!!!

nelson-atkins-museum-plaza-at-night-kansas-city-missouri

worlds-fair-exhibition-at-nelson-atkins-museum-2

 

特にパリ万博で陳列されていたルネラリック、ティファニー、ファベルジュのコレクションを購入し、

自らの展示品として陳列するようになりました。

災い転じて福となすですね♪ どんなときもあきらめない姿勢が大切なのでしょう。

nelson atokins museum①grapes-necklace-by-rene-lalique

ロシア クレムリン宮殿での展覧会

ルネラリックは、ロシアでも人気です♪♪

約900年前、クレムリン宮殿の第一城壁は建造され、約1000年間、今もその威容を誇っています。

その間、ナポレオンによる攻撃を受けたり、様々な政府や王朝がこの王宮に君臨し続けてきたのです。

kremlin-complex

最も私たちの興味を引くのは、1500年代初頭にイワン大帝によって建築された「イヴァン大帝の鐘楼」でしょう。

高さ26フィート、内部には20以上の鐘が備えられています。

ivan-the-great-belltower

この鐘楼が建てられたのち、教会が建設され、その一階部分が、美術館へとリフォームされたのです。

cathedral-of-christ-the-saviour-

こんな美しい建物の中にルネラリックが収められているなんて、感動的ですね!!!

ロシアの冷たい空気とルネラリックの透明感は相性抜群でしょう 💛

ルネラリックの特徴 「精巧さ」

rene-lalique-brooch-cherries

2010年にアメリカ、シンシナティ美術館で行われたルネラリック展は、約100品もの収集品を展示していました♪♪。

ルネラリックのみではなく、ルイスアウコックら、初期に彼の工房に勤めていた職人たちの宝飾品も展示されていました。

この展覧会の一つのみどころは、ルネラリックの装飾品の特異性を明示したことでした!!

ルネラリックは、ただ宝石を美しく見せるためだけではなく、デザインそのもののオリジナリティを追及していったのです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

櫛ですね。上部には、スズランがあしらってあります。

ほかの作品では、下のようにスズランの花びらまで作りこんだものを製作しています。

muguet-comb

スズランの花が精巧に作られているようすがわかります(ノ゚ο゚)ノ 。

rene-lalique-brooch-wasps

これは、ハチをモチーフにしたブローチです。

羽にちりばめられた色とりどりの宝石、本体部分には、大きな青い宝石がはめ込まれています。

 

jewelry

花弁や枝葉の広がり具合が、本体の神々しさを強調しています

poppy-necklace-r-lalique-artistic-luxury

こちらは、ネックレスです。花弁の曲がり具合が、リアルですね(*゚0゚)

ラリックの宝飾品の精緻さは、幻想的な雰囲気を生み出しています。

ラリックと同じ時代の芸術家や職人たちは、繊細な作品をつくることをしませんでしたが、

ラリックの作品は精緻の極みで、右に出るものはいないでしょう。

 

意外な使い道 デ・ラ・フォンテェーヌを応用した「円形の皿」

ルネラリックは、パリ万博のアール・デコ博覧会でガラスの噴水”デ・ラ・フォンテェーヌ”を展示しました。

中央に大きな彫像があり、周囲の円形の池に水が注がれるという形です。

これは、中世の噴水のスタイルをまねたものです。

同時に、ルネラリックはこの噴水のミニチュアを作製し、販売しました。

ルネラリックは噴水の形が他のものにも応用できることを確信していたのです。

それが、下の作品となります。

statuette-de-la-fontaine-lalique-ashtray1-1-13-10

statuette-de-la-fontaine-lalique-ashtray-1-13-10

真ん中に立つ聖女の顔のおだやかさに癒されます。

販売するにあたって、業者はこの作品を、「円形の皿」と紹介しているようですね。

・・・・・実は、これ「灰皿」なんです((((((ノ゚⊿゚)ノ。

私には、使えません(´A`。)。

 

世界を旅する “キスとハグ”

ルネラリックの作品は、世界に広がり、多くの人々に感動を与えています。

その結果、よくあるのが、「自分がみた作品をもう一度見たいが、

そもそもどこのものかわからない(´口`)」という、問い合わせです。

le-baiser-rene-lalique-brooch

この高名なブローチ” Le Baiser,接吻”も世界中を回っている作品の一つです。

1960年にルネラリックの息子から、Musee des Arts Decoratifsに寄贈されました。

1998年フランスをでて、1999-2001年にかけて、アメリカ、東京など世界を回り、

約数年にわたって、フランスに戻ることはありませんでした。

この作品を一目見ようときた人たちから、今この作品がどこで見れるのか?という

問い合わせが絶えなかったのだそうです。

 

ルネラリックと蛇

ルネラリックは、彼の創作意欲が頂点であった若いころ、宝飾品の製作にうちこんでいました。

彼の一連の作品の中に、蛇をモチーフとした独特の宝飾品があります。

serpents-lalique-pectoral-brooch-gulbenkian

この蛇をモチーフにした作品、例えば、“九匹の蛇の胸飾り”は、リスボンのグルベンキアン美術館の所蔵です。

この斬新な作品の特徴は何より大きさです。

胸飾りという表現に違和感を覚えたかたもいらっしゃると思います。

そう、ブローチではありません。

大きさが、21cmにもおよぶからです。

蛇の挑みかかるような様子が、圧倒的ですね。

もう一つの蛇をモチーフにした作品は、ロシアのサンクトペテルブルグにある、

州立ハーミテージ美術館に収められています。

この冬の王宮に収められているペンダントは、先に示した作品の半分の大きさです。

jewelryserp

ですが、この2作品の構図が似通っていることがおわかりですか?

じつは、ルネラリックは、一度使用した構図を微妙に変更し、スケールを変えてあらたな作品を作成するという習慣がありました。

のちに、ラリックが行った大量生産でも似たようなことが行われています。

興味深いですよね。

宝飾品以外でも、蛇をモチーフにした作品があります。

下の作品何かわかりますか?

serpentsugar

なんと、砂糖壺なんです・・・。

ルネラリックの作品では、群を抜いた、最もクールで印象的な作品だと思います♪♪。

ルネラリックの作品は、どことなく暖かさを感じるものが多いのですが、この作品は際立っています!!!

本体部分は、蛇がとぐろを巻くすきまをブラウンガラスが埋めて出来上がっています。

こんな砂糖壺使ってみたいですよね。

 

日本にもあるルネラリック作品

じつは、日本でが所蔵しているルネラリックの有名な作品があるのです♪

それは、旧朝香宮邸東京都庭園美術館に所蔵されているガラスレリーフ扉です。

入ってすぐに目に入るこの作品、遠い旅を経て日本にやってきたのです。

朝香宮は、妻とパリ万国博覧会を訪れました。そこで、ルネラリックと出会ったのです。

prince-asaka-yasuhiko

すっかり、アールデコに魅せられた夫妻は、自邸を建てるにあたり、フランス式のデザイン

を多用しました。そのうちの一つが、型押ガラス製法で作られたこの翼を広げる女性像です。

ルネラリックの作品の中でも大型のものとなり、世界にたった一つしかない作品なのです!!!

glass-panel-door-teien-museum

 

東京で展示されたルネラリック

東京で行われた展示のタイトルは”華やぎのジュエリーから煌めきのガラスへ”

この展示会は、国内外から400展以上のルネラリック作品を集めて展示していました。

なんと、ルネラリック生誕150年記念の展示会を東京で行っていたのです!!

フィーチャーされることが珍しい作品を紹介しましょう。

ルネラリックが、一時期熱中していたのが、シール・ペルデュ(蝋型鋳造)です。

その時期の傑作が、この”四組のセキセイインコ”。

鋳型は作品を取り出すときに壊してしまうので、世界に一つしかない作品となるのです!!!

cire-perdue-r-lalique-vase-gulbenkian-japan-exhibit-6-09

こんな貴重な作品が、日本に来ていたことがありました。

ガラス製とも思えない精巧さでした!!!

ほかにも、けしの花をモチーフにしたハットピンが展示されていました。

この花弁の精密さが印象的ですよね。

hat-pin-poppy-r-lalique-musee-dorsay-japan-exhibit-6-09

 

 


無料会員登録

初めて会員になられた方はショップで使える5000ポイントプレゼント


アイキララ
アイゾーンクリーム

\ SNSでシェアしよう! /

古き旅の注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

古き旅の人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

妹尾 満隆

妹尾 満隆

合同会社SENOO商事の代表をしております妹尾満隆と申します。

ウェブという情報を発信してる人が見えてない中で、いろんな間違った情報がネット上にあるのを度々見かけます。

特にアンティークにおいては

・間違った情報
・信ぴょう性のない情報
・そもそも情報がない

などたくさんの課題がありました。

そこで私は、これまでのお客様との取引の実績、知識、経験、情報を元に正しい情報をウェブを通して発信していくことを会社の方針と掲げました。

ただ物を売る会社ではなく、これまでブラックボックスとされてきてた商品の真贋の見分け方を発信するというのが大切なことではないかと思ったからです。

なぜならアンティーク品の場合は情報量の不足から、買い手側が圧倒的に不利な立場にあったからです。

このアンティークの世界をもっとクリーンで、信頼のおける分野に成長させていく事が私の使命だと思っております。

ネットショップはこちらから
お問い合わせはこちらから
お店の口コミはこちらから

この人が書いた記事  記事一覧

  • ギャラリー麻布ってどんなお店なの?福岡にある骨董品・アンティークショップ!

  • 弊社で購入して頂いたお客様へ 口コミ(画像)の入れ方の手順についてになります

  • Baccarat(バカラ)グラス クリスタル・結婚祝い、記念品で喜ばれる品5選

  • ロンジンの素晴らしきムーブメント

関連記事

  • ガラスの工芸家 ルネラリック Rene Laliqueの素晴らしき香水瓶のご紹介

  • フランスのガラス工芸家 ルネラリック(Rene Lalique)が作った素晴らしき作品集

  • フランスのガラスの芸術家ルネラリック(Rene Lalique)のコピー品・偽物に騙されない! 実例集

  • 豪華♪ルネラリックの素晴らしいガラス作品たち!

  • 乳白色のオパルセントガラスに浮かび上がる繊細な鳥たち。ルネ・ラリックの花瓶

  • ルネ・ラリック 美しすぎる23のガラスアイテムをご紹介♪