シルバーポットの最大の魅力を感じることが出来ないあなたへ part2
本日もご覧いただきありがとう御座います。
アンティークシルバーポット専門通販取扱店
博多アンティーク店長の加寿美です。
あなたにとって、シルバーポットの最大の魅力とは何でしょうか。
もちろん正解不正解のある世界ではないと思いますので、
色々な答えがあるかもしれません。
1つではなくて、沢山の魅力を発見できることも、素晴らしいと思います。
1つでも多くの魅力を見つけていただけるよう、
本日も色々なシルバーポットをご紹介したいと思います。
1.ヴィクトリア女王時代の
スターリングシルバーティーポット
ティーポット本体はメロン型です。
上部もパネルに分かれたデザインで、細かな装飾が入っています。
各パネルの背景には、
マットな質感の格子柄の彫刻がほどこされています。
これをシダ植物のような下向きの葉のデザイン、
渦巻きの装飾、ホタテ貝が取り巻いているデザインで、とても素敵です。
丸くデザインされた下部は、プレインな表面で、
アンティーク品としては現代的でシャープなデザインです。
コート・オブ・アームスという盾形紋章もございます。
紋章の右側には、シェブロンという山形の紋章とグリフィン、
紋章の左側には、襟のついた立ち上がったライオンが刻まれています。
Clan Forythという12世紀に遡るスコットランドの名家のモットーの、
Instaurator Ruinæ(荒廃の修復者)という文字が刻まれています。
やや軍事的なクールなデザインでしょうか。
由緒ある名門のモットーが入っているので、
ロマンがあって物語性も感じられます。
頂部装飾のフィニアルは花と葉のデザインで、
ハネ付きナットと蝶番で内部に固定されています。
ハンドル部分には大きな葉がついたデザインで、
親指台と上部の端につながっています。
ポットの蓋の縁には、
本体のパネル部分と平行なボーダーラインの彫刻があります。
白鳥の首のような形をした注ぎ口には、
渦巻き形の装飾のついたソケット部分があります。
ソケットの端にはフルーティング装飾があり、
シンプルなデザインの葉の装飾でアクセントも加えられています。
下は円柱の台座タイプになっていて、
蓋と同じ形の装飾で囲まれています。
重さ939g、
サイズは、親指台までの高さ16cm×直径16.7cm×
ハンドルから注ぎ口までの長さ27.7cmと、中型です。
とても素敵なデザインですので、プレゼントなどにもいかがでしょうか?
保存状態:非常に良い
ホールマークが、ティーポットの本体表面、ハンドル、
頂部装飾のフィニアル、蓋の内部に刻まれていて、はっきりと読みとれる状態です。
ホールマーク
メーカー : Martin, Hall & Co (Richard Martin & Ebenezer Hall)
アセイオフィス :シェフィールド
年代: 1899
2.英国王ジョージ5世時代の
スターリングシルバーティーポット
本体表面はプレインな無地で長方形型です。
内曲したカーブのあるデザインですね。
蓋はプレインなドーム型で、
ホールマークがついていて、蝶番で固定されています。
また木のつまみには、
職人デザインの美しいカーブが施されています。
また頂部装飾のフィニアルは、
本体のカーブデザインとお揃いの形のシルバー製で、ネジで固定されています。
蓋の下方部分には、細い縁取りの装飾も施されています。
ハンドル部分はペイント加工された木製です。
角のあるカーブしたデザインで、
渦巻き形の親指台や上部のソケットも印象的ですね。
また、アンティークのティーウェアによく見られる
白鳥のようなデザインの注ぎ口です。
重さ603g、
サイズは、高さ15cm×幅9.2cm×
ハンドルから注ぎ口までの長さ27.8cmと、中型です。
保存状態:非常に良い
ホールマーク
メーカー : W & C Sissons (Walter & Charles Sissons)
アセイオフィス :シェフィールド
年代: 1924
3.英国ヴィクトリア女王時代のスターリングシルバー製
コーヒーポット(容量2パイント)
とても優雅で美しいコーヒーポットです。
表面全体には小さな花と葉の装飾が散りばめられています。
ティーポットに比べると注ぎ口は細いデザインですね。
重さ670g、
サイズは、高さ25cm×
ハンドルから注ぎ口までの長さ26cmと、中型です。
2パイントなので、約1リットル相当の容量です。
親しい方とのコーヒータイムにいかがでしょうか。
保存状態:非常に良い
ホールマーク
メーカー : Frederick Elkington
アセイオフィス :ロンドン
年代: 1889
4.英国ヴィクトリア女王時代のスターリングシルバー
ティーポット&お湯用ジャグのセット
サイズは、ティーポットが約23.5cm x 11.6cm x 14.5cm、
お湯用ジャグが20.5cm x 23cm x 14cmになります。
2点合計の重さは1271.6gになります。
2点はお揃いのデザインで、上部には美しい葉のデザインが施され、
フラットな蓋の周りにはビーズ状の玉の飾りがついています。
ハンドル部分にも葉のデザインが施されています。
ティータイムにお揃いのアイテムをお使いいただくと、
とてもおしゃれかと思います。
保存状態:非常に良い
最高品質のスターリングシルバーです。
ホールマーク
メーカー : Stephen Smith
アセイオフィス :ロンドン
年代: 1873年
5.フルーティングデザインのシルバーティーポット
ティーポット本体にはフルーティングという、
縦のラインの彫刻デザインが施されています。
英国アン女王スタイル(クイーンアンスタイル)という
デザイン様式が、アン女王の治世の1702–1714年、
またそのリバイバルが19世紀後半~20世紀前半にかけて、
イギリスを中心に人気が高まりました。
このデザインは建築物に多いのですが、
リバイバルの時期に作られたこのティーポットにも取り入れられているようですね。
左右対称の凛とした美しいデザインです。
シンプルでやや小さめなので、色々な場面で活躍しそうなティーポットです。
サイズは、28cm x 15cmになります。
重さは486gございます。
保存状態:非常に良い
ホールマークもはっきりと読み取れるお品です。
ホールマーク
メーカー : George Howson
アセイオフィス :シェフィールド
年代: 1920年
6.英国王ジョージ3世時代の
スターリングシルバーティーポット
ティーポット本体と蓋と下の円柱の台座にいたるまで、
円形で統一されたデザインです。
流れるようなラインがとても美しいです。
上部はプレインな表面で、
若い雄鶏のモチーフのデザインが入った紋章がついています。
アンティーク品としては、より現代的でシャープなデザインですね。
下部は、縦のラインの彫刻デザインである
フルーティングが入っています。
フレア形のデザインの蓋の下部分は、
ガッドルーンという丸ひだの装飾で縁取られています。
蓋は蝶番で本体に固定されていて、ホールマークが刻まれています。
頂部装飾のフィニアルはネジで内部に固定されています。
白鳥の首のようなデザインの注ぎ口です。
ハンドルは、ペイントされた梨の木製のC文字にカーブしたデザインで、
スターリングシルバーのソケットがついています。
重さ855g、
サイズは、ハンドル上部までの高さ14cm×
直径16.5cm×ハンドルから注ぎ口までの長さ28.5cmになります。
保存状態:非常に良い
浮き彫りの彫刻などはとてもキレイな保存状態です。
ハンドルの下方に小さな減りがありますが、全体としては美しいお品です。
ティーポットの下方と蓋の内側にある
ホールマークもはっきり読み取れる状態です。
ホールマーク
メーカー : Paul Storr
アセイオフィス :ロンドン
年代: 1814年
Paul Storr (1771 – 1844) は、
コレクターの中でも人気の高い重要な銀細工師です。
PSというマークは、彼の引退する1838年まで使われていたそうです。
7.英国王ジョージ3世時代のシルバーティーポット
花と葉の装飾がとても幻想的です。
不思議な存在感のあるティーポットかと思います。
ハンドルは葉のデザインで装飾されていて、
頂部装飾は葉とローズの花のデザインです。
本体も花と葉のデザインが覆っていて、一族の紋章も入っています。
重さ653g、
サイズは、ハンドル上部までの高さ15cm×直径18cm×
ハンドルから注ぎ口までの長さ25.4cmになります。
保存状態:良い
とてもキレイな保存状態です。
ハンドルと蓋もしっかりと固定されていて、緩みはございません。
小さなすれ跡がティーポット腰辺りにございますが、
気づきにくいほど微かなものです。
ホールマーク
メーカー : W.H
アセイオフィス :ロンドン
製造年: 1829年
8.1813年製のスターリングシルバーのティーポット
とてもスタイリッシュなデザインのティーポットです。
今から約200年も前のアンティークとは思えないほど、
保存状態も良くてキレイです。
本体は長方形のデザインで、ハンドルはエボニーの木製です。
蓋のつまみは美しい長方形で、
蓋の縁はガッドルーンという丸ひだの彫刻で装飾されています。
脚はボール型です。
重さ486g、
サイズは、高さ16cm×ハンドルから注ぎ口までの長さ26.5cmになります。
保存状態:良い
とてもキレイな保存状態です。
ホールマーク
メーカー : Charles Price
アセイオフィス :ロンドン
生産: アイルランドのダブリン
製造年: 1813年
本日はいかがでしたでしょうか。
1つでも多くのシルバーティーポットの魅力を
発見していただくために、少しでもお役に立てれば幸いです。
こちらのショップで多数お取り扱いしておりますので、
是非、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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