西洋喫茶の始まりについて アンティーク食器の歴史
本日もご覧いただきありがとう御座います♫♫
アンティーク食器取扱店
アンティークショップ店長の加寿美です(*^^*)
ティータイムは、人と人とをつなぐコミュニケーションツールとして
大きな役割を担っています(*^^*)✨
紅茶を気の合う仲間たちと楽しむ時間は、まさに至福の時です💓
その日着ている洋服の色に合わせたり・・・✨
「紅茶の色」に合わせて、美味しく見えるように選んだり・・・✨
ティーカップの選び方は、人それぞれです(^^)♩
好みのカップや、そうでないカップもきっとあると思います☝️
しかしそれぞれのカップが誕生した時代背景や、
その頃流行していたモノ、使っていた人や場所などを
見つめ直してみると、新しい魅力が発見できるはずです👌💓
英国にお茶が伝わって360年にもなります👀✨
今日は、そんなティーカップにまつわる歴史を
紐解いていこうと思います(*^^*)
西洋喫茶の始まり
茶の歴史は中国から始まります。
中国で初めて茶を口にした人物は、「神農皇帝」と言われています☝️✨
毒に当たった時の、毒消しに茶の葉を入れた白湯を飲んでいたそうです👀‼️
茶の葉は、体を浄化する、眠気覚ましの効果があると
仏教の修行僧などに愛飲されるようになり、これがきっかけで
中国全土に広がっていきました(^^)♩
そして、中国の葉の習慣が日本に入ってきたのは、8世紀頃。
仏教を学びに中国に渡った留学僧から広まりました✨
東洋の茶の世界を西洋人が知るきっかけは、
15世紀後半より本格化した「大航海時代」です☝️✨
ポルトガルやオランダをはじめとする数々の国が、
東洋貿易へと乗り出した頃です(^^)
そのため「スパイス」や「絹」「磁器」といった東洋の特産物が
産地から直接手に入れられることになりました👌💓
16世紀半ばには、日本にもポルトガルやオランダ人がやってきます。
当時の日本の戦国大名は、
キリスト教に好意的で、宣教師を屋敷に招いてもてなしたそうです(*^^*)
そこで、よく活用されていたのが「茶の湯」と呼ばれる武士の社交儀式でした☝️✨
「日本人の飲み物は、茶と呼ばれる植物の葉から煎じだされる汁で、
彼らはそれを煮立ててから飲んでいるが、これはとてもいい飲み物である。
茶は分泌を良くし頭痛を取り去り、眼の病気にも効果がある。
そして、疲労を与えず彼らの長命の原因となっている。」
これは1565年に日本に来たイタリアの宣教師の報告です☝️✨
西洋の人々にとって「茶」は未知の飲み物でした。
中国人や日本人が長寿を保っている要因とみられる茶や、
茶が注がれていた茶器に大いに注目をしたのです(^^)💓
貿易中心で日本と取引をしていたオランダは、
1610年に平戸の商館を通じて「茶」を
西洋に輸入することを許されました☝️✨
初めて見る美しい茶壺に入った日本や中国の飲み物は、
オランダやポルトガルの宮廷で紹介され、衝撃を呼びました(*^^*)
最初は薬として、主治医を介して
上流階級の人々に処方されていたそうです☝️
茶の輸入が少しずつ安定してくると、茶は薬としてだけではなく、
上流階級の人々にとってのステイタスシンボルになります(^^)💕
はるか東洋の珍しい飲み物をたしなむことは富と権力の証になり、
宮廷人は喫茶に夢中になっていきました💓
盗難防止のため、茶を保存する箱(ティーキャディ)には
つねに鍵がかけられていたんですって👀✨
こちらがティーキャディです☝️💓
最初は1つ箱でしたが、18世紀以降は緑茶とボヒー茶の
2種類が入る2つ箱が主流になりました(*^^*)
中央のガラスボウルは、異なる茶のミキシングに使われていたと言われています✨
場合によっては砂糖を保存するためにも使われていたようです♩
意外なことに、喫茶文化で最も遅れをとっていたのが英国だったんです☝️
西洋初の市民革命により共和制がしかれていたため、
英国にはお茶は紹介されなかったのです(>_<)💦
英国にお茶が伝わったのは、
1650年代にアルコール規制により流行していた民間のコーヒーハウス
(男性向けの喫茶店)で薬用茶として扱われたのが始まりとされています(^^)💕
ティーボウルで茶を飲む貴族たち
茶の人気とともに、中国からは茶道具として
たくさんの茶碗が輸入されてきました☝️✨
当時の西洋では、時期を作るノウハウがなく、その珍しさ、美しさに
多くの王侯貴族が魅了されました(*^^*)
オランダやポルトガルの王侯貴族たちは、美術品として磁器を収集し始めます👌💓
現在は、茶碗と小皿をあわせたセットを「ティーボウル」と呼んでいますが、
当初は、皿はなく茶碗だけだったみたいです👀‼️
この茶碗のことを「ティーボウル」と呼んでいたんですね〜♩
では、ソーサーとなる皿はどこからやってきたのでしょう(^^)❓✨
オランダの東インド会社の輸入品のなかには、
茶碗だけでなく皿もあったそうです☝️
輸入されてくる共柄の皿の使用法を考え、工夫するうちにティーボウルの
受け皿としての用途を考え出したのではないかと言われています(*^^*)
これによって、ティーボウル&ソーサーの文化は、当時お茶請けなしで
緑茶を飲んでいた西洋人が作ったと考えられています💓
このような中国茶器「ティーボウル」でお茶を飲む習慣が
英国に入ってきたのは1662年頃になります☝️✨
茶を受け皿に移して飲むマナー
茶の習慣を最初に西洋に持ち込んだオランダは、ポルトガル以上に
喫茶文化をリードしていきました(^^)✨
お茶のマナーはオランダ式が最高とされ、多くの貴婦人が
オランダに花嫁修業にあがったんですって👀‼️
そんなオランダ宮廷が、西洋の名だたる宮廷に広めたティーマナーは、
今では考えられない「お茶を受け皿に移していただく」というものでした(*^^*)
理由は2つ考えられます☝️✨
1つ目は「指の熱さとボウルの持ちにくさ」
たしかに、指で持ってみるととても熱くて飲みにくい・・・💦
2つ目は「ボウルが茶液を作る器具として使われていたこと」
ポットを持たない人々は、ティーボウルに直接茶葉を入れ、湯を注ぎ、
それを茶葉と分離させて飲むためにソーサーに液だけ移していたそうです👀‼️
当時は、緑茶に多量の砂糖だけではなくミルクも入れる習慣が定着しており、
「混ぜる」ための器がティーボウル、「飲む」ための器がソーサーだったのです☝️
茶の習慣が一般市民へと広がる
英国は、インドから東南アジアへと少しずつ東洋貿易に着手しはじめました(^^)
とうとう中国との直接貿易を実現させます☝️✨
これにより、茶の輸入量は格段に増え、さらに価格も安定していきました♩
これまで王侯貴族間の「献上品」のイメージが強かった茶が、
多くの人が欲しがる贅沢品になり、お金を出せば購入できる
時代がやってきました(*^^*)💕
王侯貴族は、モーニングティーの習慣を楽しみはじめ、
特別な茶会の場でなくても茶が活用されるようになりました☝️✨
茶の輸入量が増え続け、茶を専門的に扱うお店も登場します(^^)♩
英国で最古の茶専門店とされるトワイニング社が
1706年に茶の小売をスタートさせました💓
トワイニング者はもともと、トーマス・トワイニングという創設者が
開いた「トムの店」と呼ばれるコーヒーハウスでした(^^)
男性しか入れないルールのなか、社交の場として賑わっていました♩
しかし、この時代のロンドン市内には2000軒もの
コーヒーハウスがあったため、商売は横ばい・・・💦
そのためトーマスは、1717年、店の隣に「ゴールデン・ライオン」という
店名で大衆向けの小売店を独立オープンさせました☝️💕
おかげで女性も自由に茶を購入できる環境が整いました(*^^*)
中産階級の人々のあいだで話題になりました✨
茶の小売が軌道に乗ったトワイニング社は、
事業を茶の小売に一本化しました☝️
そのため、喫茶文化は一段とスピードを増して広がり、
ティーボウルの普及も進んでいったのです(*^^*)💓
しかし、
1740年頃から、指の熱さを解消するためにハンドルを取り付けた
ティーカップが製造されるようになりました☝️✨
おかげで、カップから直接お茶を飲むことができるようになり、
その飲み方が主流となったため、ソーサーに移して飲む習慣は
急速に衰えていきました(^^)✨
とここまで、
西洋喫茶の始まりについてお話しさせていただきました💓
明日は、英国産陶磁器産業の誕生についてご紹介させていただきます(*^^*)
些細なことでも構いませんし、雑談でも構いませんので
是非お気軽にお問い合わせくださいませ♩
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「今年こそ、アンティークカップを購入したい
でもなあぁ、通販で商品を購入するのってちょっと
不安だし〜う〜ん
イメージと違かったらどうしよう〜」
こんな不安って皆さんにもあると思うんです。
私はこんな不安がありながらも、でも通販って便利だし
辞められないんですよねぇ
私も初めてのネットショップで購入する時は
『ちゃんと届くのかなぁ』
と心配になります!
貴方のそんな気持ちとっても分かります
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