1. TOP
  2. オールドノリタケ
  3. 日本の陶器メーカー「オールドノリタケ(モリムラブラザーズ)」の歴史

日本の陶器メーカー「オールドノリタケ(モリムラブラザーズ)」の歴史

 2016/04/21 オールドノリタケ
この記事は約 30 分で読めます。 12,016 Views

本日もご覧いただきありがとう御座います♫♫

 

アンティーク食器専門通販取扱店

博多アンティーク店長の加寿美です(*^^*)

 

 

もし、オールドノリタケをご購入の際には下記をクリックしてください。

オールドノリタケを購入するならこちら!!

 

日本の陶器メーカー

「ノリタケ(モリムラブラザーズ)」 

N001-300x184

 

ノリタケの器の内側にある日本陶器株式会社の写真。

 

 

1927年2月19日、即位2年目の昭和天皇が名古屋の工場をご訪問されたのを記念して撮影されたものです。

 

 

この写真がある器の内側は、当時開発されたばかりのラスターウェアで表面加工されています。

 

 

マークNo. 978 – ヤジロベーの上にRC (”Royal Crockery”、高級磁器の意味)が書かれており、経営のバランスが保たれていることを示唆しています👀✨

 

 

日本国内での使用目的で1907年に商標登録されています。(写真はビル・リトル寄贈、2004年)

 

 

 

 

 

 

「ニッポン」または「ノリタケ」の名で知られるブランド・製品は、

日本の森村商事が製造・販売しています(^^)✨

 

 

初期の「ニッポン」(ローマ字表記・漢字表記両方あり)のバックスタンプが付いた製品は、日本陶器合名会社(現・ノリタケカンパニーリミテド)が製造もしくは販売されていたそうです👀💕

 

 

1876年、4代目森村市左衛門が森村組を東京に設立、また、瀬戸物、骨董品、提灯などの贈答品の輸出のために、ニューヨークに輸入雑貨店としてモリムラブラザーズを設立しました🏢✨

 

 

先見の明があり、日本の近代化に貢献した6代目森村市左衛門は、アメリカ人のニーズと好みに合わせることができれば、日本の芸術や民芸品の質を持ってすればビジネスになると、その将来性を確信していました☝️💕

 

 

モリムラブラザーズは、陶磁器以外にも多岐にわたり輸入業を手がけていました(^^)♩

 

 

モリムラブラザーズは、1878年から1884年まで自社でも磁器の絵付け工場を持っていたほか、地元地域の個人の絵付師たち向けに白地の陶磁器も買い入れ・卸していました(*^^*)

 

 

当時のバックスタンプには、生産国である日本(ニッポン)を漢字で、筆文字で書いたものを用いていました☝️✨

 

 

当時、パリ万博を訪れた森村市左衛門は、輸出向けに高品質で、モダンで、欧米スタイルのディナーウェアを日本で製造してみてはどうかと考え、1904年1月1日、日本陶器合名会社(現・ノリタケカンパニーリミテド)を設立しました🏢✨

 

 

日本(本州)の陶磁器生産の中心である名古屋の則武は、生地の生産地に近く、また、地元の腕利きの陶器職人も多くいました👀✨

 

 

ノリタケの最初のバックスタンプは日本国内向けのもので、1908年にできたといわれています👀💓

 

 

1910年、日本陶器合名会社の陶磁器が初めてアメリカ向けに出荷されました(*^^*)

 

 

アメリカで確認された、ノリタケの最初の輸入用のバックスタンプは、1911年のものです☝️✨

 

 

長きに渡る試行錯誤を繰り返し、1914年、ようやく輸出に適した陶磁器を生産できるようになりました💕

 

 

その中の1つが「セダン」シリーズ(11292)です♩

 

 

名古屋のノリタケの工場で作られたディナーウェアで、暗めの白地にクリーム色で描かれた花が縁取られたもので、リースの中の「M」とその下の「Hand painted(手作業で手付け)」の文字のあるノリタケのバックスタンプが付いています👀✨

 

 

初期のディナーウェアの特徴として、金箔をたっぷり使ったものが多く見られます☝️

 

 

意識的に西洋のテイストのものを生産していることも、初期のノリタケ製品の特徴です(^^)

 

 

また、「リースの中にMの文字」のあるバックスタンプは、1914年ごろから1940年まで使われていました☝️✨

 

 

第一次世界大戦を経て、工業化の必要性が理解されるようになりました。

そのため、ノリタケは自社製品の生産に必要な機械を製造し始め、また、1920年代初頭には手頃な価格のテーブルウェアを大量生産できる製造ラインを導入しました✨

 

 

1890年のマッキンリー関税法に従い、1890年から1921年までの日本陶器合名会社の製品には、生産国表記にローマ字で書かれた”Nippon”が用いられています💓

 

 

侍のいた江戸時代を思うとなんだか滑稽ですね👀✨

 

 

”Nippon”シリーズのコレクターにとって残念なのは、

この表記からは生産国以外の情報が伝わってこないことです・・・💦

 

 

というのは、モリムラの輸入品だけでなく、他の日本製品にも”Nippon”の表記が用いられていたからです(*_*)

 

 

第一次世界大戦後、

この表記の多くは”Japan”や”Made in Japan”に変わりましたが、”Nippon”も1921年頃まで使われ続けました☝️✨

 

 

 

 

 

 

1921年から1941

 

1921年から1941年は、ノリタケ製品の歴史の中でも特別な時期といえます☝️✨

 

 

その始まりはアメリカの法が変わった1921年、終わりは第二次世界大戦が開戦した1941年です。

 

 

1921年まで、生産国の表記として主に”Nippon”を用いていましたが、その年にアメリカの輸入法が改正され、生産国は英語で表記するよう定められました☝️

 

 

”Nippon”は日本語をローマ字表記したものであるため、改正法が施行されると用いることができなくなってしまいました・・・💦

 

 

そのため、1921年以降のバックスタンプは”Japan”もしくは”Made in Japan”の表記が用いられています(*^^*)

 

 

1920年代初めにバックスタンプが”Nippon”から”Japan”もしくは”Made in Japan”に変わったことを踏まえると、アメリカ市場向けの製品が、実はニューヨークでデザインされていたと考えることができます☝️✨

 

 

高級市場を狙った1920年代後半のアールデコデザインや、世界恐慌以降の1930年代のデザインには、明らかに実用的な形が多く見られます👀‼️

 

 

しかし、デパートやバラエティーショップをターゲットにしたノリタケのテーブルウェアにより、「アールデコ」がアメリカの家庭にも浸透しました💕

 

 

当時のラスターウェアの特徴として、鮮やかな単色の釉薬の上に薄い金属膜があしらわれており、アールデコと手描きの両方が見られるものも多くあります☝️✨

 

 

早くから欧米のテイストと大量生産を取り入れていたノリタケは、欧米のマスマーケティングの手法にも目をつけます👀💓

 

 

その一環として、1920年代後半から1930年代を通して、また、1941年12月7日の真珠湾攻撃で通常業務ができなくなるまで、ニューヨーク州バッファロー市のラーキン商会で石鹸、コスメ、生活用品を郵送で購入した顧客に「手描きで絵付けしたノリタケ製品(輸入)」がおまけとして配られていました👀✨

 

 

 

「アザレア」など、ラーキン商会のためにデザインされたものもありました。

 

 

後に「アザレア」はラーキン商会の会員や、地元の代理店にプレミア品として売り渡されました☝️

 

 

1925年ごろから1940年までは、緑のノリタケマーク(マークNo.190)が多く用いられました(*^^*)

 

 

1941年に輸出部門は閉鎖され、アメリカへの直輸出が再開されたのは1948年になってからでした☝️✨

 

 

1948年ごろから1952年までのノリタケ製品には”Made in Occupied Japan(占領下の日本製)”や”Occupied Japan(占領下の日本)”の表記が見られます👀✨

 

 

1963年から英語名の社名(ノリタケカンパニーリミテド)が用いられるようになり、1981年には日本での社名も正式にノリタケカンパニーリミテドに変更されました✨

 

 

初期のノリタケの陶器テーブルウェアは、”Hand Painted Nippon(手描きのニッポン)”のデザインを採用しており、製品の多くに見られるバックスタンプも、リースの中に「モリムラ」の”M”のマークがあるものが用いられています👀💕

 

 

“Noritake”の表記は、”Japan”もしくは”Made in Japan”の表記と併せて他のシリーズの作品にも見ることができます(^^)♩

 

 

第二次世界大戦後の1945年から1948年の間は、ノリタケ製品は「ローズチャイナ」というブランド名で販売されていました👀‼️

 

 

1953年からは、リースの中の文字が長年使われてきた”M”の文字から、ノリタケを示す”N”に変更になりました(^^)✨

 

 

進駐軍の占領下にあった1945年から1952年まで、バックスタンプには”Made in Occupied Japan(占領下の日本製)”の表記が多く用いられていました☝️✨

 

 

コレクターによると、ノリタケでは今日までに400以上の異なるマークが用いられていたそうです👀‼️

 

 

ノリタケ製品の中でも、RCの付いたマークを持つものは特別だと考えられています💕

 

 

このマークが初めて用いられたのは1908年、日本で使われていたマークの1つで、RC(Royal Crockery)の文字と一緒にヤジロベーがデザインされています👀✨

 

 

ノリタケによると、これは世界共通の問題として、ビジネスでバランスを保つ(例えば品質と価格)のは難しいことを象徴しているそうです💕

 

 

このマークがいつ頃まで使われていたのかは定かではありませんが、1911年には有名な月桂樹のリースのマーク(初期のもの)が既に使われています☝️

 

 

また同年の日本で、アール・ヌーボー様式で描かれた円形のマークに、RCが付いたものが使用されていたことも確認されています👀‼️

 

 

インド及び南アジア市場向けの製品に、右にひねった月桂樹の枝とRC(Royal Crockery)の表記のあるバックスタンプが1926年に初めて用いられたことが、インドで確認されています👀✨

 

 

第二次世界大戦直後の1946年、Noritakeの文字がマークから消え、RCが再登場しましたが、このRCはローズチャイナ(”Rose China”)を意味しており、薔薇の絵とMade in Japanの表記もデザインされています🌹✨

 

 

戦後の製品の品質は、戦前のものに比べると劣っていたため、ノリタケのネームバリューを保つための苦肉の策だったそうです(>_<)💦

 

 

しかし、1947年には、既にノリタケの文字とコマル印(幾多の困難を乗り越えるという意味)が用いられており、時には目立つ”Made in Occupied Japan(占領下の日本製)”の表記よりも上にデザインされていました☝️

 

 

ノリタケ、モリムラブラザーズのブランドについてよく分かっていないことも多く、今日のコレクターにとっては困ることもあるかもしれません・・・💦

 

 

ですが、ノリタケについての知識を増やし、日本と欧米とで情報を交換し合っていけば、

少しずつではありますが、解明していくことも増えていくことでしょう✨

 

 

 

 

 

 

ニッポンノリタケのマーク

 

日本で初めてノリタケのバックスタンプが商標登録されたのは1908年、日本での使用が目的でした☝️✨

 

 

 

N137

マークNo.137

「コマル」印。

 

 

中央のシンボルは漢字の「困(る)」をモチーフにしたもので、幾多の困難を乗り越える、という意味があるそうです✨

 

 

上に”hand painted”、下に”Nippon”が記されています。

 

 

ノリタケの歴史によると、20世紀の初め、西洋の異なる文化にあわせるために困難を乗り越えなければならなかった時にデザインされたそうです。

 

 

このマークは、森村家の家紋でもある「木のクレストマーク」としても知られています。

 

 

ノリタケカンパニーによると、現行のこのマークは、正しくは「マルキ」印と呼ぶべきとのことです。

 

 

1910年代、かなり初期に用いられていたマークです。

 

 

 

 

 

 

N848

マークNo.848

上に”Noritake”の文字、

下に”Made In Japan”を伴った「コマル」印。

 

 

中央のシンボルは漢字の「困(る)」をモチーフにしたもので、幾多の困難を乗り越える、という意味があるそうです。

 

 

20世紀の初め、西洋の異なる文化にあわせるために困難を乗り越えなければならなかった時にデザインされた、とノリタケでは長く語り継がれているそうです。

 

 

このマークは、森村家の家紋でもある「木のクレストマーク」としても知られています💕

 

 

1908年には、既に英国市場向けにロンドンで商標登録されていたそうです。

 

 

中央のマークの端がカールしている点が、これ以降のコマル印と異なっています。

 

 

 

 

 

N1044

マークNo.1044

「コマル」印。

 

 

英国市場向けの輸出用製品に用いるマークとして、1908年にロンドンで商標登録され、3年後日本でも商標登録されました。

 

 

この花瓶はマレーシア・ペナンの骨董店で入手したもので、おそらく1920年代かそれより少し前のものです☝️✨

 

 

 

 

 

N693

マークNo.693

「コマル」印の上に手書きのロゴタイプの”Noritake”、

下に”Made in Japan”の付いたマーク。

 

 

プリントされたアールデコのデザインからすると、1930年頃のものと思われます✨

 

 

 

 

 

N978-300x100

マークNo.978

ヤジロベーの上にRC (”Royal Crockery”、高級磁器の意味)が書かれており、経営のバランスが保たれていることを示唆しています。

 

 

日本国内での使用目的で1907年に商標登録されています。ペールグリーンとマジェンタの2色のパターンがあります。

 

 

1927年2月19日、即位2年目の昭和天皇が名古屋の工場をご訪問されたのを記念して作られた器です👀✨

 

 

ラスターウェアで表面加工された日本陶器株式会社の写真が内部に見られます👀‼️

 

 

 

 

 

 

N135

マークNo.135

リースの中に”Morimura”を意味する”M”、

上に”Hand painted”、下にNIPPONの付いたマーク。

 

 

1911年からおそらく1921年まで使われていました。アメリカで確認された、ノリタケの最初の輸入用のバックスタンプは、1911年のものです。

 

 

1914年、初めてアメリカ市場向けのディナーウェアを生産しました。

 

 

名古屋のノリタケの工場で作られたディナーウェアからすると、暗めの白地にクリーム色で描かれた花が縁取られた「セダン」シリーズ(11292)であったと思われます💕

 

 

リースの中に “M”があり、上に”Hand painted”と書かれたおなじみのノリタケのバックスタンプが起用されています。

 

 

 

 

N136

マークNo.136

リースの中にモリムラを意味する”M”、

上に”NORITAKE”、下に”Hand painted”と “Made in Japan”の付いたマーク。

 

 

後にノリタケを意味する”N”、二変更になる前の”M”の文字が見られることから、1953年以前のものと分かります。

 

 

1921年まで、ノリタケの海外市場向けの製品には、日本語の「日本」をローマ字表記にしたNipponを用いていました。

 

 

一方、1921年以降のバックスタンプには”Japan”もしくは”Made in Japan”が用いられています。

 

 

1920年代初期からおそらく1940年まで、アメリカ市場向け製品の一部は、ニューヨークでデザインされていました。

 

 

アメリカのデザイン特許の表記があることから、ほぼこの時期の製品とみてよいでしょう。

 

 

このマークがあったことで、ノリタケのモダンで優れたデザインを日本の他の窯元がコピーするのを抑止する効果もありました👀✨

 

 

 

 

 

N1045

マークNo.1045

他のノリタケと異なり、

上下反転したリースの中に”M”の文字のマークが用いられていることから、”Japan”もしくは”Made in Japan”の表記を用いるようになった1921年以降で、且つ1953年以前のものと分かります。

 

 

ジョアン・C・オーツは、自身の著書「Phoenix Bird Chinaware(不死鳥の陶磁器)」で、上下逆になったリースの中にあるMの文字はノリタケの前身であるモリムラブラザーズを指していると述べています。

 

 

エイミー・ネフ・オールデンも、このマークはモリムラブラザーズのマークであり、1921年以降のもの(著者の分類番号でMM-28)と考えており、ヴァン・パタンの説と異なっています。

 

 

ノリタケが常に最高水準の製品を生産していたことを考えると、このマークはノリタケのものではないと考えるのが妥当でしょう。

 

 

おそらく1930年代から1950年代のマークです。

 

 

星型の跡は焼入れの時に付いたもので、焼入れの際に沈下や変形を防ぐためにつけられたものです✨

 

 

 

 

 

N847

マークNo.847

1921年以降のバックスタンプの多くには、

“Japan”もしくは”Made in Japan”の表記が用いられています。

 

 

1920年代初期からおそらく1940年まで、アメリカ市場向け製品の一部は、ニューヨークでデザインされていました。

 

 

アメリカのデザイン特許の表記があることから、ほぼこの時期の製品とみてよいでしょう。

 

 

このマークがあったことで、ノリタケのモダンで優れたデザインを日本の他の窯元がコピーするのを抑止する効果もありました☝️

 

 

このマークはおそらく1930年ごろのものでしょう✨

 

 

 

 

 

854

マークNo.854 

リースの中にモリムラを表す”M”の文字、

上に”NORITAKE”、下に”Hand painted”と”Made in Japan”と書かれたマーク。

 

 

このマークは1918年に商標登録され、デザイン名や番号と併せて、1920年代初期から1940年ごろまで用いられていたと考えられます。

 

 

中にはデコレーションの特許に関する記載があるものもありました。

 

 

このマークはおそらく1920年代のものと思われます☝️✨

 

 

 

 

 

190

マークNo.190

リースの中にモリムラを表す”M”の文字、

上に”NORITAKE”、下に”Hand painted”と”Made in Japan”と書かれたマーク。

 

 

このマークは1918年に商標登録され、デザイン名や番号と併せて、1920年代初期から1940年ごろまで用いられていたと考えられます。

 

 

中にはデコレーションの特許に関する記載があるものもありました。

 

 

このマークはおそらく1930年代のものと思われます☝️✨

 

 

 

 

 

1157

マークNo.1157

リースの中にモリムラを表す”M”の文字、

上に大文字で”NORITAKE”、下にも大文字で”Hand painted”と”Made in Japan”と書かれたマーク☝️✨

 

 

 

 

 

962

マークNo.962

リースの中にモリムラを表す”M”の文字、

上に大文字で”NORITAKE”、下にも大文字で”Hand painted”と”Made in Japan”と書かれたマーク。

 

 

さらにその下に日本語でのキャプションと、登録番号である43061が書かれています

 

 

このデザインは、コレクターたちの間で”Christmas ball(クリスマスの飾り)”として知られています☝️

 

 

 

 

 

846

マークNo.846

「コマル」印の上に手書きのロゴタイプの”Noritake”、

下に”Nippon Toki Kaisha”の付いたマーク。

 

 

マークNo.812に似ているように思われますが、こちらは最後のeの文字の上にアクセント記号がありません。

 

 

輸出用製品ではなく、日本向けの製品に用いられていました👀💕

 

 

 

 

 

812

マークNo.812

「コマル」印の上に手書きのロゴタイプの”Noritake”、

下に”Nippon Toki Kaisha”の付いたマーク。

 

 

1949年に商標登録されました。

 

 

“Nippon Toki Kaisha”の表記は1963年以降用いられなくなりました。

 

 

このマークは、1950年代ごろのお土産用の皿に用いられていたものです☝️✨

 

 

 

 

 

870

マークNo.870

「コマル」印(幾多の困難を乗り越える、という意味)の上に手書きのロゴタイプの” Noritaké”、下に”Made in Occupied Japan(占領下の日本製)”と書かれたマーク。

 

 

このマークは1947年の1年間にのみ用いられたマークで、1948年以降は戦前のノリタケのバックスタンプが用いられました✨

 

 

 

 

 

871

マークNo.871

「コマル」印(幾多の困難を乗り越える、という意味)の上に手書きのロゴタイプの” Noritaké”、下に”Made in Occupied Japan(占領下の日本製)”と書かれたマーク。

 

 

このマークは1947年の1年間にのみ用いられたマークで、1948年以降は戦前のノリタケのバックスタンプが用いられました☝️✨

 

 

 

 

 

1047

マークNo.1047

「コマル」印(幾多の困難を乗り越える、という意味)の上に手書きのロゴタイプの”Noritaké”、下に”Made in Occupied Japan(占領下の日本製)”と書かれたマーク。

 

 

このマークは1947年から1949年まで用いられていました。

 

 

この時期には似たようなマークが3種類(”Occupied Japan(占領下の日本)”、”Made in Japan”、”Nippon Toki Kaisha”)用いられていました。

 

 

このマークは、1952年4月に購入されたディナー&ティーセットのものです👀💕

 

 

 

 

 

958

マークNo.958

リースの中に”Morimura”を表す”M”の文字、

上に大文字で”NORITAKE”、下に”Japan”と書かれたマーク。

 

 

このリボンのデザインはノリタケではほとんど見られないもので、また、登録商標を表す”R”の表記もあります☝️

 

 

1946年に日本で購入されたティーセットに見られたマークで、製品は1940年代中頃のものです☝️✨

 

 

 

 

 

977

マークNo.977

盾のようなデザインの中に”Morimura”を表す”M”の文字、

上に大文字で”NORITAKE”、下に”Japan”と書かれたマーク。

 

 

このマークは1933年に商標登録されました☝️✨

 

 

 

 

 

858

マークNo.858

リボンの付いたリースの中に”Morimura”を表す”M”の文字、

上に大文字で”Noritake China”と書かれたマーク。

 

 

1933年には商標登録されていました。

ノリタケのブランド名とOccupied Japan(占領下の日本)が併記されていることから、1948年から1952年の時期の製品と考えられます。

 

 

マークNo.870、871に見られる「コマル」印に変わって用いられていたマークです。

 

 

「4788」はデザイン番号を指しています☝️✨

 

 

 

 

 

853

マークNo.853

リースの中に”Nippon Toki”を表す”N”の文字、

上に手書きのロゴタイプの”Noritake”、下に”Japan”と書かれたマーク。

 

 

似たようなマークで、代わりに”M”の文字のあるものは1933年から1940年まで使われていました。

 

 

このNの文字のあるマークは1953年に日本と北米で商標登録され、現在まで使われています👀✨

 

 

 

 

 

869

マークNo.869

”Rose China, Made in Occupied Japan(ローズチャイナ、占領下の日本製)と書かれたマーク。

 

 

1947年頃から1953年まで使用されていました✨

 

 

 

 

 

 

855

マークNo.855

現行のマーク。

 

 

1995年に商標登録されました☝️✨

 

 

 

 

 

867

マークNo.867

”Noritake”のマーク。

 

 

アメリカで1956年4月10日にシリアルナンバー71687097で商標登録。

 

 

登録番号は0531659と0624981。商用されたのは1918年1月1日から。

よく見ると、後に出てくるマークとはKの文字がやや異なっています👀✨

 

 

 

 

 

856

マークNo.856

”Noritake”の現行のマーク。

 

 

イギリスで、1965年7月1日に商標番号881448で登録されました☝️

 

 

 

 

 

 

857

マークNo.857

”Noritake Fine China”のマーク。

 

 

現行のマーク。

イギリスで1985年11月20日に商標番号1254760で登録されました☝️✨

 

 

 

 

 

 

861

マークNo.861

”Noritake Fine China”のマーク。

 

 

No.857のマークにとてもよく似ています。

 

 

1986年1月28日から1992年9月14日まで商標番号1380489で登録されていました☝️✨

 

 

 

 

 

 

859

マークNo.859

”Noritake N”のマーク。

 

 

現行のマーク。

 

 

アメリカでは、シリアルナンバー72170852で1963年6月12日に商標登録され、イギリスではおそらく1962年に商標登録されました☝️✨

 

 

 

 

 

862

マークNo.862

”Noritake N Ivory China”のマーク。

 

 

現行のマーク。

 

 

アメリカではシリアルナンバー73256397で商標登録されました。

商用されたのは1962年10月からです☝️

 

 

 

 

 

 

860

マークNo.860

”Noritake Primadura”のマーク。

 

 

現行のマーク。

 

 

1973年12月6日にアメリカでは、番号1021830で商標登録されています☝️✨

 

 

 

 

 

 

863

マークNo.863

”Lagacy by Noritake”のマーク。

 

 

現行のマーク。

 

 

商用されたのは1977年9月からで、アメリカではシリアルナンバー73153767で商標登録されています☝️✨

 

 

 

 

 

 

864

マークNo.864

”Contemporary by Noritake”のマーク。

 

 

現行のマーク。

 

 

商用されたのは1970年10月からで、アメリカではシリアルナンバー73025998で商標登録されています👀✨

 

 

 

 

 

 

865

マークNo.865

”Noritake Ireland”のマーク。

 

 

商用されたのは1977年11月からです。

 

 

アメリカではシリアルナンバー73208311で商標登録され、2002年1月15日に登録削除されました☝️

 

 

 

 

 

 

866

マークNo.866

1904年以降の”Noritake”のマーク。

 

 

商用されたのは1980年5月28日からです。

 

 

アメリカでは、シリアルナンバー73275726で商標登録され、2003年3月29日に登録削除されました☝️

 

 

 

 

 

 

868

マークNo.868

”Noritake Casual China”のマーク。

 

 

商用されたのは1963年1月からです。

 

 

アメリカではシリアルナンバー72181390で商標登録されましたが、現在では登録失効しています💦

 

 

 

 

 

 

【オールドノリタケ専門ショップ  博多マイセン】

安心の交換・返品保証サービスを承ります♪

 

「今年こそ、ノリタケのカップを購入したい!

でもなあぁ、通販で商品を購入するのってちょっと

不安だし〜💦う〜ん💦?

イメージと違かったらどうしよう〜💦」

 

こんな不安って皆さんにもあると思うんです☝️

 

私はこんな不安がありながらも、でも通販って便利だし

辞められないんですよねぇ・・・

 

私も初めてのネットショップで購入する時は

『ちゃんと届くのかなぁ』

と心配になります!

 

貴方のそんな気持ちとっても分かります👀💕

 

そんな貴方にも

安心して楽しくお買いものをしていただきたい!!!

 

その想いから、当店では

安心の交換・返品保証サービスを

させていただきます✨

 

詳しくはこちらでご紹介しております(^^)↓↓↓

ライター紹介 ライター一覧

妹尾 満隆

妹尾 満隆

合同会社SENOO商事の代表をしております妹尾満隆と申します。

ウェブという情報を発信してる人が見えてない中で、いろんな間違った情報がネット上にあるのを度々見かけます。

特にアンティークにおいては

・間違った情報
・信ぴょう性のない情報
・そもそも情報がない

などたくさんの課題がありました。

そこで私は、これまでのお客様との取引の実績、知識、経験、情報を元に正しい情報をウェブを通して発信していくことを会社の方針と掲げました。

ただ物を売る会社ではなく、これまでブラックボックスとされてきてた商品の真贋の見分け方を発信するというのが大切なことではないかと思ったからです。

なぜならアンティーク品の場合は情報量の不足から、買い手側が圧倒的に不利な立場にあったからです。

このアンティークの世界をもっとクリーンで、信頼のおける分野に成長させていく事が私の使命だと思っております。

ネットショップはこちらから
お問い合わせはこちらから
お店の口コミはこちらから

この人が書いた記事  記事一覧

  • 保護中: アンティーク・カップ保管方法や飾り方などについて

  • 保護中: ドーム兄弟(ドームナンシー)真贋の見分け方

  • 保護中: エミールガレの真贋の見分け方

  • 福岡ギャラリー麻布の外観

    ギャラリー麻布ってどんなお店なの?福岡にある骨董品・アンティークショップ!

関連記事

  • オールドノリタケの食器(ティーカップ)の歴代バックスタンプ(刻印,マーク)を解説します!!

  • オールド・ノリタケ

    美しい金彩のオールドノリタケを堪能する午後のひと時 オールドノリタケとノリタケって何が違うの!?

  • オールド・ノリタケと大倉孫兵衛(森村組)

  • 日本の高級陶磁器 ノリタケ絵柄の見分け方