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マイセン食器 こだわりの原料

 2016/03/16 マイセン
この記事は約 4 分で読めます。 3,563 Views
あなたはマイセンをご存知ですか?
『ドイツの食器の会社?』
そうです。
マイセンとはドイツで昔から作られている陶磁器の老舗ブランドになります。
今日はそんなマイセンの、こだわった原料カオリンについてお話ししていきます。

なぜ、マイセンは原料にこだわるの?
そんな疑問が湧きますよね?
そんな疑問が湧いて来た所でマイセンのカオリンについて
説明していきます(^ ^)
高嶺→これは中国語でこうりんと言います。
その中国音からカオリンと言われるようになったんですね。
陶器を作る時には、このカオリンはとても大事で
カオリンの特徴は、粒子は荒いのですが耐火度が高く
焼き上げた時に白色に変わります。
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イメージとしては粘土を思い浮かべて頂けたら
分かりやすいですね。
カオリンには陶器を焼き上げた際に高度が
飛躍的に上がるのと同時に、透き通る様な白地になるのです。
そんな、ダイヤの原石であるカオリンはどの様にして
生成されているのでしょうか?
カオリンはスラッジ法という方法で、石や細かい砂から
切り離して粘土状にしていくんですよ〜♫
そして40〜56日程度寝かせの工程が入ります。
その後にやっと加工工程に入って行くんですね。
加工工程に入った後でも、どの作品を制作をするのかに
よって水分量を変化させていきます。
例えば、水分量が多すぎると、思うような形でホールド
してくれないので水分量を24〜28%の状態にまで
して棒状に加工されます。
この棒状の材料はなんと90日間の間寝かせ工程が入ります。
さっきも寝かせたのに、また寝かせるんですか(^^;;
って感じなのですが原料が何かしらの外的要因で
不足しない様に、ある一定に原料を地下倉庫で
貯蔵している様です。
その後にやっと、ろくろ師や陶工師の手に渡り
いろいろな作品が生み出されるのです^ – ^
ここまでにかかる、原料が加工出来るまでにする
時間を考えるといかにマイセンの作品には
手間暇がかかっているか分かりますね(^ ^)
豆知識としてカオリンを使おうと言い出したのは
ヨハン・ベトガーです。
ヨハン・ベドガーは凄い方なのでまた別の所で
詳しく説明させて頂きますね。
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皆さんも普段使っているコップやティーカップが
すぐに割れてしまう商品より、簡単には割れない
美しく永久に使える商品の方が良いですよね。
マイセンは長い間使って貰う、飾って貰うというのを
製品を作り出す前から考えているので原料に
こだわっているんですね。
ちなみに、カオリン100%ではなく長石、石英も
使われおり、だいたいカオリンは65%と言われて
います。
そして、ここからが凄い所なのですがマイセン
『ザイリッツ』と言う自社鉱山を持っています。
Franz_Skopalik_Wien_1899
自社で鉱山を持っているというだけで特別な会社の
様な感じがするのは私だけでしょうか・・・
原料にこだわるマイセンは、この様にして自社で鉱山を
持つ事によって、安定的に製品を作り続ける事が出来ています🎶
同じ陶磁器でも素材にこだわって作っている陶器は
美しくどんなに眺めていても飽きが来ないのは
マイセンがしっかりと心を込めて作っているからですね(^ ^)



この様な手間暇かかっている商品というのが
分かるだけでマイセンに愛着が湧いてきませんか?







いかがでしたか?

マイセン

原料にこだわる理由

分かって頂けましたでしょうか??







世界には

たくさんの種類の陶器があります。




一口に陶器と言っても様々なんです。




そんな数ある陶器の中でも世界中の皆から
長きに渡って使われ続けているのがマイセン
持つ魅力なのでしょうね(^_^)





マイセンのカップアンドソーサーでお客様を
お出迎えしてあげれば、お客様も私が旦那さんの
結婚の挨拶の時の様に感動して頂けるかと
思いますよ(*^^*)




些細なことでも構いませんし、雑談でも構いませんので、

是非お気軽にお問い合わせくださいませ♪

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妹尾 満隆

妹尾 満隆

合同会社SENOO商事の代表をしております妹尾満隆と申します。

ウェブという情報を発信してる人が見えてない中で、いろんな間違った情報がネット上にあるのを度々見かけます。

特にアンティークにおいては

・間違った情報
・信ぴょう性のない情報
・そもそも情報がない

などたくさんの課題がありました。

そこで私は、これまでのお客様との取引の実績、知識、経験、情報を元に正しい情報をウェブを通して発信していくことを会社の方針と掲げました。

ただ物を売る会社ではなく、これまでブラックボックスとされてきてた商品の真贋の見分け方を発信するというのが大切なことではないかと思ったからです。

なぜならアンティーク品の場合は情報量の不足から、買い手側が圧倒的に不利な立場にあったからです。

このアンティークの世界をもっとクリーンで、信頼のおける分野に成長させていく事が私の使命だと思っております。

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