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アンティーク照明・テーブルランプ・シャンデリア♪アールヌーボーの特に素敵なデザインのシェードやブロンズの作品のご紹介

 2017/01/21 アンティーク照明・ランプ
この記事は約 20 分で読めます。 3,196 Views

こんには、アンティーク照明専門ショップ店長のカズミです。

今日はアンティーク照明、シャンデリア、テーブルランプの中でも特に

シェードと、ブロンズのデザインが素敵な作品を中心にご紹介させて頂きますね。

やっぱりフランスの工芸家の方々のデザインってどれだけの時が経っても素敵ですね!

ジル(Gilles)&ミューラー(Muller)ペンダントライト

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ピエール・ジル(Pierre Gilles)によるホルダーがミューラー製のボールシェードを支える、美しいペンダントライトです✧

このタイプのボールシェードは、“boule aux bandeaux”(細いリボンのボール)という名前で古いカタログに掲載されていて、4色存在していたようです。もう少し小さいタイプもあったようですよ🎀

ジルは、こちらの大きいタイプのボールシェードをペンダントライトに採用しました。

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名前でも表されている通り、さまざまな種類のリボンで巻かれたような、かわいらしいシェードです。もようがバリエーション豊かなので、とてもユニークな印象を残しますね☝

 

ピエール・ジルはアールデコ照明を手がけていて、彼の典型的なスタイルは、均整のとれたブロンズの台座に、有名ガラス工房(ミューラー、ドュゲ、シュナイダーなど)製作の型押しガラスのシェードを採用する、というものでした。現代でも、彼の作った照明は人気があるんですよ❕

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ちょっと見づらいですが、ミューラーのサインがばっちり入っています☝

こちらのペンダントライトのサイズは、高さが57cm、シェードの幅が25cmとなります。

 

電球は日本に売ってある電球を使用できますので安心してご購入されて下さい。

こちらの商品は送料と消費税込み25万円になります。

在庫がない場合もありますのでご注文の際にはお気軽に
弊社アンティーク照明ショップ→博多マイセン
までご連絡下さい。

LOYS LUCHA  ペンダントシャンデリア

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Loys Luchaのガラス工房で作られたシェードを、ニッケル加工のブロンズのホルダーが支えている、1930年頃のペンダントシャンデリアです。Loys Luchaはアールデコスタイルのエナメル彩ガラスを得意とした会社でした (^^)/

もちろん、こちらのシャンデリアも、エナメル彩で美しい絵が描かれています。その外側は、酸加工で模様がほどこされています。これも、Loys Luchaが得意とした技術で、1930年以降によく用いていました☝

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八角形のシェードには、Loys Luchaのサインがしっかりと入っています。

サイズは、全体の高さが37cm、幅が40cmとなります。

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Loys Luchaならではのエナメル彩でこのシェードに描かれているのは、2種類のアジサイですね。ピンク色のアジサイと、ブルーのアジサイが大胆に美しく描かれています🌸色の濃淡のつけかたも細やかで、すばらしいですね。葉の緑色も彩り豊かで、本当に美しく、うっとりしてしまいます💕

また、消灯時には優しい印象の絵が、点灯するとくっきりと浮かび上がり、また違った、モダンな印象を楽しめます🎶

この当時ならではの技術を使ったシャンデリアではありますが、現代のインテリアにも合いそうなモダンな雰囲気ももっていますよね (^^♪

ドゥゲ(DEGUE) シャンデリア

こちらはドゥゲの1930年頃につくられた美しいアールデコシャンデリア

メッキ加工されたニッケルの支柱に、押し模様の付きの擦りガラスのランプシェードが掛けられています

曲線がかった支柱は細部まで装飾が入っていて素晴らしい仕上がりとなっており、

ランプシェードをさらに美しく見せてくれています

サインのない厚みのあるランプシェードもドゥゲ特有のもので、数多くのワークショップを通して照明製造者に販売していました

ピエール・ジルもドゥゲのこちらのランプシェードを用いています

大きさは縦の長さが79.5cm、シャンデリア部分の直径が60cmとなっています(^^)/

 

フルネ (FOURNET) & ミューラー兄弟 (MULLER FRERES) シャンデリア

1930年代の縦に伸びたアールデコシャンデリア

支柱部分はフルネ作のニッケルと錬鉄でできており、

押しガラス加工のランプシェードはミューラー兄弟作のものです

アンリ・フルネ(Henri Fournet)はリヨンに自身の会社 Fer Forgé H.F. を構え、

ブロンズ或いは連鉄製の照明金具の製造業を営んでいました

こちらの素晴らしいシャンデリアもフルネの1930年10月の会社カタログに掲載されています

必要最小限の量でニッケル版が被せられた金具部分

よくよく注視してみると、なんだか怪奇的にも見えてきますね(^_^)

ランプの支柱部分も上方へ高く伸びていて特徴的です!

ミュレー兄弟作のこの4つのカップ型のランプシェードは本当に珍しい型のもので、

一つ一つにサインが施されています

シャンデリア全体の大きさは、高さが77cm、直径が52cm

ミューラー兄弟作のランプシェードは高さが9.5cm、幅が12.7 cmとなっています

ヴァッセル(VASSEUR&ミューラー(MULLER 兄弟 シャンデリア

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1925-1930年の間に作られたこちらの逸品

錬鉄部分はパリの鍛冶職人マルセル・ヴァスール(Marcel Vasseur)によって、

押しガラスはミューラー兄弟によって作られたシャンデリアです

5つのガラスのパーツの全てにはミューラー兄弟のサインが刻まれています

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下からのぞくとこんな感じです(^^)/ なんだか勇ましくってかっこいいですね!

ヴァスールによって打ち抜かれた錬鉄の部分とミューラー兄弟のランプシェードが

力強くて説得力の土台の設計によって見事に対照的に浮かび上がりますね!

寸法は縦が52.5cm、幅が 60cmと小ぶりの設計になっています

錬鉄部分の色味は暗い茶色でつやつやしており、まるで黒い卵のようです(^O^)

Verreries des Hanots アールデコペンダントシャンデリア

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思わず目を奪われてしまうこちらの透明感のあるシャンデリアは

Verreries des Hanots社のシャンデリアです

アールデコ調の支柱と正方形のランプシェードで構成されています

ガラスのランプシェードは厚みがあり、しっかりと模様が押され素晴らしく仕上がっており

土台部分はメッキ加工のされたニッケルで作られています

注目していただきたいのは、この大変珍しく美しいシェード部分です!

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サインはありませんが、エティエ・ヴァンソン(Hettier Vincent)のものだと言われています

あれ?私、冒頭ではVerreries des Hanots社のものと申し上げましたよね(^^)?

事実、エティエ・ヴァンソン社は照明会社で、このランプシェードを用いて

埋め込み型のシャンデリアやペンダントシャンデリアを生産していました。

それは同社カタログからも確認されています。

しかし、このガラスシェードそのものを生産していたのはVerreries des Hanots社でした

シェードを作り、多くの照明製造業者に売っていたということなのです(^^)/

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素朴にライトが灯ってまた違った表情を見せてくれてますね

スタイリッシュで清楚な素敵なシャンデリアです♪

サビーノ(SABINO) アールデコランプ

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こちらの特別なアールデコ机上/ピアノランプは1925-1930年のものです

メッキ加工のされたニッケル版の土台から支柱が伸び、

その先にはマリウス・サビーノ作の小さな擦りガラスのランプシェードが取り付けられています

この小さなランプシェード、幅10cmで内側に “Sabino Paris 4766″ とサインが施されています

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こちらのランプ、元来のサビーノのコレクションでは、

サイズ違いのものがもう2つあったそうです

擦りガラスは所々、手で磨き上げられており、丸や六角形などの押し模様が施されています

女性が好みそうなとっても愛らしいランプですね(^^)♥

ドーム(DAUM)兄弟 アールデコランプ

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1925-1930年ごろに作られたフレンチアールデコのランプ

寸法は高さが30cm、ランプシェードの直径は13cmとなっています

土台部分は錬鉄で出来ており、大変上質な仕上がりとなっています

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葉っぱの模様のような打ちつけが施されており、足元には二つの球も添えられています

今にもカンカンッという、製作渦中の音が聞こえてきそうですね(^^)♪

この錬鉄の土台の先で美しい光を灯してくれているのは

ドーム兄弟作のオレンジ色に可愛く色付けされた曇りガラスのランプシェードです

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ランプシェードにはきちんとドーム兄弟のサインも刻まれていますよ

 ランプシェードの裾もひらひらと波打っていてとってもキュートな一品です(*^^*)♥

ドゥゲ(DEGUE) ペンダントシャンデリア

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ドゥゲのサインの入ったフレンチアールデコシャンデリア

こちらはおよそ1930年ごろに作られたものです

美しく暖かみのある光を放ってくれる星形の琥珀色ガラスのシェード部分は

ドゥゲ製作のもので同社のサインも入っています

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下からのぞくとランプシェードの模様がよく分かりますね(^^)/

花柄だったり、星の模様だったりでとっても賑やかですね!

支柱の部分はメッキ加工の施されてたニッケル版で

特に基の部分は細かく装飾が刻まれています

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シャンデリアの高さは43cm、ランプシェードの直径は41cmとなっています(^^)/

ピゲ(PIGUET &ミューラー(MULLER)兄弟 アールデコランプ 

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1925-1930年ごろに作られたアールデコランプ

錬鉄で作られた土台部分は1920-1930年前半に活躍したリヨンの鍛冶職人

シャルル・ピゲ(Charles Piguet)によって作られたものです

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支柱から土台まで細かに模様が刻まれていますね!

この錬鉄の土台の先には淡く色付けされたガラスのランプシェード

GV de Croismareとサインもきっちり入っています

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GVとはGrandes Verreires(Grandes=素晴らしい/Verreries=ガラス)の略で、

ミューラー兄弟が1920-1930年代にかけて用いていたサインになります

宇宙柄みたいでとってもお洒落なランプですね(^_^)/

ミューラー(MULLER)兄弟 アールデコシャンデリア

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こちらの大きな1930年代アールデコシャンデリア

金属部分はメッキ加工の施されたニッケル版、6つの押しガラスのランプシェードと

中央の擦りガラスのガラス盤はミュラー兄弟作のものになります

各ランプシェードにはMuller freres Lunevilleとサインも入っています

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土台のニッケルの部分も全体的に模様が入っていて大変美しく、その質も逸出しています

ランプシェードのおかげでやさしい明かりが美しく灯りますね

押しガラスの模様も雨滴のようになっていて効果的です(^^♪

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シャンデリアの縦の長さは103cm、直径は74cmと大きめ使用になっています(^^)/

MOUYNET and SCHNEIDER ペンダントシャンデリア

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こちらはブロンズ照明の製造を務めるHenri Mouynetのアールデコペンダントシャンデリア

1930年ごろに作られたものです

ニッケルの土台に六角形の厚みのある押しガラスのランプシェードがつながれています

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明かりを消すとランプシェードの模様がよく分かりますね(^^)/

このモデルのランプシェードはドゥゲ(Degué)、

もしくはチャールズ・シュナイダー(Schneider)兄弟によって製造されていたものです

Mouynetとサインされているものと、Schneiderとサインされているもの、

サインの施されていないものとの三通りが存在します

写真の分に関してはシュナイダー兄弟が la maison Mouynetのために製作したもので

Mouynetとサインされています

因みにですが、サインのないガラスシェードはシュナイダー兄弟によって作られ、

Mouynet以外の販売業者の手に渡ったものになります

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Henri Mouynetはブロンズ照明の製造営んでおり、パリに大きな会社を構えていました

主な作風は新古典主義様式でしたが、それだけにとどまらず、

近代モダン調の燭台式電灯やシャンデリアの製造も手掛けていました

1926年にはパリのエティエンヌ・マルセル・プロロンジュ通り11番

/現在のロジェ・ヴェルロム通りに大きなビルを建てるほどでしたが、

後の経済危機で余儀なくして売り払っています

この建物は後、1937年に東ヨーロッパでボヘミアングラスの輸入販売業を営んでいた

H.Markhbeinnが買い取っています

エティエ・ヴァンソン(Hettier &Vincent)  ペンダントシャンデリア

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ニッケル加工のブロンズホルダーが支えているのは、Verreries des Hanots製のガラスシェードです。

こちらのシャンデリアは、特別に厚さと重みがあり、酸でつや消し加工のなされた型押しガラスが使われています。透明で光沢のある部分がハイライト効果をもたらしていますね。
シェードの縁にエティエ・ヴァンソンのサインが刻印されています✑

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エティエ・ヴァンソンは、フランスでよく知られた照明メーカーで、高級品を取り扱い、パリの美しいヴォージュ広場にショップを構えていました。

これと同じシェードボウルに、安価なチェーンを付けたタイプが、エティエ・ヴァンソンのカタログで紹介されています。

一方、シェードを作ったHanotsは、大きなガラスメーカーであるホロフェーン社の1ブランドです。

シェードの幅は34.5cm、シャンデリア全体の高さは47cmです。

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真ん中がとがった形のこのシェードは、下から見ると六角形をしていて、風車の羽のような模様が入っています。シェードのふちのとがった波型も、とってもおしゃれですよね♪シンプルなようでいて、華やかさも感じさせてくれる、アールデコならではのペンダントライトです (^^)/

 

 

Hanots シャンデリア

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1930年頃に作られた、アールデコシャンデリアです。ゴールド加工のホルダーが支えているのが、Verreries des Hanotsの型押しガラスのシェード4つを支えています。

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シャンデリアの高さは85cm、幅は約58cm、センターシェードの幅は20cmです。

Hanots製の大半のガラスと同様、このシェードもサインが入っていません。ですが、1935年のホロフェーン社のカタログに掲載されているので、Hanots製だとわかります。

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全体的に、とても上品で優雅なシャンデリアですよね。花模様がふんだんに入っているためでしょうか🌸模様が細やかにほどこされているゴールドのホルダーも、Hanotsのシェードも、華やかで高貴な印象で、うっとりしてしまいます✨

 

 

ミューラー(Muller) シャンデリア

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こちらのみごとなアールデコシャンデリアは、ミューラー製、1925~1930年頃作られたものになります (^^)

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4つのシェードにはすべて、ミューラーのサインが入っています。

 

高さは78cm、幅は52cmになります。センターシェードの幅は、約14cmとなります。

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センターシェードの形はとても珍しいタイプですね❕ 形も大きさもあまり主張しない、控えめなセンターシェードを、まわりの3つのシェードがサポートしているようです。模様は、アールデコ照明でよく見られるような、花や幾何学模様がふんだんにほどこされています🌸

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ホルダーのほうも大変質がよく、シャープなデザインが目を引きますね。控えめなシェードを、がっちりと支え、安定感をもたらしています✨

 

 

カリオン(Carion) & シュナイダー(Schneider)ランプ

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アイアンの台座がみごとなこちらのランプは、ベルギーの著名な鍛冶師フランソワ・カリオン(Francois Carion)の手によるものです。大変ユニークな形のアイアン台座には、カリオンのサインが“F. Carion”と刻まれています☝

この台座が支えているのは、シュナイダーによる、まだら模様のあるオレンジ色のシェードです。こちらもサインが入っています。

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このクラシカルなランプは、1925年頃に作られたものになります。サイズは、ランプ全体の高さが34.5cm、シェードの幅が19cm、シェードの高さが16cmになります。

20世紀初頭のアイアン製品の復活は、Edgard Brandtなどの鍛冶師が発展させた新技術の開発が原因ではありません。ベルギーの2人の有名な鍛冶職人Louis van Boeckel(1857~1944)とフランソワ・カリオンの活躍のおかげです。この著名な鍛冶師2人に師事するなど、追随する者たちが大変多かったのでした。

ブリュッセルを本拠としていたカリオンは、ベルギーのアールデコスタイルを率いていた人物でした。16年にわたり、サン・ジル産業学校で教師を務めましたが、事故で右手を失ってからは、教師は退職し、ランプや鏡、燭台や小さなテーブルなどの小さな作品の制作に力を注いだのでした。

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鍛冶職人のカリスマであったカリオンによるこの台座は、本当にユニークな形で目を引きますよね。何を表したデザインなのか、聞いてみたいところです ( *´艸`)

シェードもユニークなオレンジ色で、とっても個性的な一品に仕上がっているので、モダンなインテリアにもとてもよく合うと思います!

Ezan アールデコランプ

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モダンなデザインのアールデコランプのご紹介です。1930~1935年頃に作られたものです。

ニッケル加工のブロンズ台座が、乳白色の型押しの大きなガラスシェードを支えています。このシェードは、パリの北Ezanvilleのガラス工房Ezan製のものになります。

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この厚みと重みのある大きめのシェードは、高さが14cm、幅が13.5cmあります。このモデルには残念ながらサインが入っていませんが、1930年代後半には、プティトー社やCharles Rancなど、アールデコ照明を扱っていた様々な会社で採用されていました☝

ごく一般的な形のシェードに、ひだ飾りのように水色のオパルセントガラスが装飾されているのが、とてもユニークですね。台座はとてもシンプルなつくりになっています。

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消灯しているときにはほのかな水色、点灯したときには美しい琥珀色と、色合いの微妙な美しさを私たちに見せてくれるのがうれしいですね💕

ランプ全体の高さは31.5cmとなります。

ミューラー(Muller)ペアランプ

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1925~1930年頃に作られた、すばらしいアールデコランプのペアセットです (^^♪

ニッケル加工の台座には、M.Puel-Detotというサインが刻まれていますが、この製作者に関しては、同じサインが刻まれた10種類のランプベースが存在する、ということ以外はよく知られていません。それらのランプベースの多くは、アールヌーボーとアールデコの中間のスタイルだということです。

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こちらに採用されている台座には、かわいらしい花の実のようなデザインが脚にも底部分にもたくさんあしらわれています🌷

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さて、そんな台座が支えているのは、ミューラーの手による、つや消しの型押しガラスシェードです。2つともミューラーのサインがしっかりと入っています。

ランプの高さは35cm、シェードの幅は約12cmです。

Ezan オパルセントガラス シャンデリア

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1930~1935年頃作られた、アールデコシャンデリアです。ニッケル加工のホルダーに、Ezan製の3つのオパルセントガラスシェードがついています。

このような乳白色の型押し・セミクリスタルのシェードは、1930年代中ごろに流行していました。消灯時には青みがかった乳白色の美しい色合いが、点灯時にはあたたかな琥珀色が堪能できます💕

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こちらのモデルは、サインが入ったものは残念ながら存在していませんが、確かにEzanの工場で作られたものです。プティトー社など、他のアールデコ照明メーカーも、こちらのモデルのシェードを採用した製品を販売していました☝

サイズは、高さが72cm、幅が59cmとなります。シェードはそれぞれ高さが約15cm、幅は21cmです。厚みがあり、かなりの重量感があるシェードです。

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ホルダー部分は直線とひし形が強調されていて、シャープな印象を受けます。シェードも、色味はやわらかですが、ぎざぎざと入ったデザインがちょっとワイルドな印象で、独特な雰囲気をかもしだしています。色味だけでなく、このシェードに入ったデザインも、消灯時と点灯時ではだいぶ違う表情を見せてくれますね (^^♪

E.Dubois & ミューラー アールデコランプ

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アイアン製の台座におさまった美しいアールデコランプのご紹介です✨

こちらの台座は、フランスの鍛冶職人E.Duboisが作ったものです。

シェードはミューラー兄弟の作で、しっかりと“Muller fres Luneville”とサインが入っています。

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台座を作ったDuboisについては、詳しいことはあまりわかっていません。作品に真鍮の水玉飾りをつけるのが特徴的、ということぐらいでしょうか。

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ミューラーの半球形のシェードは、濃淡さまざまなオレンジ色がまだら模様を作り出し、真っ赤に燃える夕焼け空のような、神秘的な雰囲気に仕上がっています✨

シェードを支えている真鍮の水玉飾りが、なんだかイヤリングのようでかわいいアクセントになっています。この水玉飾りは、台座部分にもあしらわれていますね。

こちらのランプは、高さが32.5cm、シェードの幅は15cmとなっています。

ミューラー 鳥モチーフのランプ

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1925~1930年頃に作られた、ミューラー兄弟作のランプになります。

シェードを支えるアーム部分には、鶴のようなくちばしの長い鳥が草を食むようにしてたたずんでいます🐦台座部分には美しい花模様がほどこされ、ミューラーのシェードを支えるにふさわしい、優雅さ、上品な雰囲気をまとった台座に仕上がっています✨

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シェードのほうは、アールデコらしい、花模様と幾何学模様が入って、かわいらしい印象です🌷

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もちろん、ミューラーのサインがしっかりと入っています。

ランプの高さは約27cmです。

Hanots シャンデリア

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こちらは1925~1930年頃作られた、アールデコシャンデリアです。型押しガラスの大変珍しいシェードを支えているのは、ニッケル加工のホルダーです。

サイドの3つのシェードには“Verreries des Hanots France”とサインが入っていますが、センターのシェードにはサインは入っていません。

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細やかなデザインがすばらしい、キュートなホルダーには、何か所かに“RM”というサインが刻まれていますが、誰のイニシャルかは残念ながら判明していません (>_<)

こちらのシャンデリアは、高さが90cm、幅が72cmというサイズになっています。

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3段デコレーションケーキを逆さまにしたようなセンターシェードは、下向きの面には曲線中心のうずのようなデザインが、サイド面にはシンプルな直線があしらわれています。横から見ると、底面のうずが、ケーキをデコレーションしているクリームのように見えてきませんか?どうしてもケーキのように見えてしかたありません。

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単純なデザインの繰り返しですが、とても優雅で気品のあるシャンデリアに仕上がっているのがさすがですね🎶

 

 

いかがでしたか❔

本日ご紹介した中に気になる商品は見つかりましたか❔❔

 

アンティーク照明やランプの中でも、アールデコ調のシャンデリアやランプには

現代人の忙しい毎日の疲れをどこか癒してくれるハートフルな温かさがありますよね💕

 

ランプの優しい灯りが一日の疲れも包んでくれそうです(*^^*)✨

 

インテリアをアールデコ調に揃えなくちゃといった縛りはなく、

今のインテリアに自然に溶け込むのがアールデコの照明の良いところ☝✨

 

ぜひインテリアの一つに取り入れて、癒される灯りと過ごす生活をしてみませんか?

当店では、本日紹介した以外にも、

数多くのアールデコのシャンデリアやランプを取り扱っております♪

 

ぜひお気軽にお問い合わせくださいね☝✨

お待ちしております(*^^*)💕

 

 

【アンティー照明専門ショップ  博多マイセン】

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ライター紹介 ライター一覧

妹尾 満隆

妹尾 満隆

合同会社SENOO商事の代表をしております妹尾満隆と申します。

ウェブという情報を発信してる人が見えてない中で、いろんな間違った情報がネット上にあるのを度々見かけます。

特にアンティークにおいては

・間違った情報
・信ぴょう性のない情報
・そもそも情報がない

などたくさんの課題がありました。

そこで私は、これまでのお客様との取引の実績、知識、経験、情報を元に正しい情報をウェブを通して発信していくことを会社の方針と掲げました。

ただ物を売る会社ではなく、これまでブラックボックスとされてきてた商品の真贋の見分け方を発信するというのが大切なことではないかと思ったからです。

なぜならアンティーク品の場合は情報量の不足から、買い手側が圧倒的に不利な立場にあったからです。

このアンティークの世界をもっとクリーンで、信頼のおける分野に成長させていく事が私の使命だと思っております。

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