色あざやかなベネチアングラス!独特の製造方法をご存知ですか?


色鮮やかなベネチアングラス! 独特の製造方法をご存知ですか?

 

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アンティーク食器専門通販取扱店

博多アンティーク店長の加寿美です(*^^*)

 

約10世紀(!)に渡り、ヨーロッパだけでなく世界中のアート・ラヴァーたちを魅了し続けるベネチアングラス。

そのデザインの美しさが特徴のひとつではありますが、ただベネチアの職人たちのセンスが優れているから…ではないんです!

歴史的背景が大きく関係する理由があるのです。

そんな裏話を踏まえて作品に向き合うと、新しい視点からも楽しむことができますよ(^^)♪

本日は、ベネチアングラスの魅力をもっと皆さんに知っていただくため、ちょっとしたレクチャーを交えながら、様々な指向にデザインされた作品をご紹介したいと思います☆

 

ベネチアはグラス製造が始まる以前より、自治権をもつ行政・経済地域、いわゆる都市国家でありました。

イタリア北東部(地図上で見ると長靴の上側・右部分ですね)という地理条件もあり、たびたび諸外国の侵略に脅かされることも。

しかしながら、敵国であったイスラム諸国とは商業条約を結び友好関係を築いていきました。所属していた東ローマ帝国(ギリシャ~トルコを中心に東ヨーロッパおよび北アフリカの一部まで及んでいました)とフランク王国(ドイツを中心としたゲルマン系の西ヨーロッパ随一の大国)の交易ポイントとなり貿易都市として発達を遂げていきます。

そういった過程により、異文化に触れる機会も必然的に多かったのでしょう…。

ベネチアングラスのデザインの多様性は、一言でいえば他国との競争と共存のなかで育まれてきたのだと考えることができますね。

 

素材に着目してみると、ベネチアングラスはイスラムや東ローマ帝国の伝統にならいソーダ石灰ガラスを用いて作られます。

ガラスを棒で巻き取り熱をもった状態でハサミなどの道具で形成をしていく作り方、日本だと琉球ガラスなどがありますね☆

型に流し込んで成型するのとは異なり、ソーダガラスは職人(マエストロ)の技量が重要になります。

つまり、それは同時に成型は自由なのでマエストロのセンスや個性が色濃く反映される、希少でユニークな作品も多数存在するということです!

ですが、そんなマエストロは現在では約20名強と言われています。

伝統工芸産業には後継者不足という課題がつきもの。それは世界有数の知名度を誇るベネチアでも同じなのですね…( ノД`)

 

多彩な文化が根付く街で、熟練のマエストロが生み出す芸術。

それがベネチアングラスを唯一無二の価値に仕立て上げていたのでしょう…☆

では、そんなベネチアングラスの作品群からデザイン・カラーリングが個性的で素敵!と私が感じたものを独断と偏見で紹介させていただきます(^▽^)♪

 

ミッレフィオーリの花瓶

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ミッレフィオーリという単語を分解すると”mille” “fiori”、つまり「幾千」「花」という意味になります。

現代ではベネチアングラスの代表的なデザインの一つとして認識されていますが、その発祥の歴史は古く、古代ローマ時代にも遡ります。

古代ローマといえば、イタリアを中心に東はトルコ、西はスペイン、さらに南は北アフリカやイスラエルにまで広範囲におよんでいました。

この花柄がいくつも並んだモザイク柄というのは、モロッコや南スペインなど、古くはイスラム教が支配していた地域では今日でもよく見られますよね☆

 

製造手法に関する知識は一度、18世紀までの間に消失してしまい、19世紀になってリバイバルが起こったのです。

その技術再生にかかったのは…なんとものの数年!瞬く間に執り行われ、イタリアをはじめイングランドやフランスでも生産が再開されたのです。

これは私の推測にすぎませんが、おそらく何かしらの文献などで、消失期間中にこのミッレフィオーリの技術が発見され、歴史や美術の専門家たちによる情熱で、こんなにも早い再製造にこぎつけたのではないでしょうか?「この美しい技術をなんとしても蘇らせたい!」そんな熱い思いをつい感じ取ってしまいました…(^^;)

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直径は10㎝ほど、高さも12㎝と、女性でも手のひらで包み込めるサイズ感となっています。コロンとしたフォルムも相まって、本当にかわいらしいですよ(^^♪

ポイントはからし色に近いイエローがベースとなっているので、ミッレフィオーリの作品のなかでは比較的落ち着いたデザインと言えるでしょう。シンプルな部屋でも主張しすぎないので、場所を問わず活躍しそうです☆

西洋の作品でありながら、東洋の土地でも調和しそうな色遣いは素晴らしい!の一言につきます。旅館や日本料理屋などで使用されていてもあまり違和感はなさそうですね。

加えて、特徴でもある花模様がそこまで集中して描かれていないことで、ベースカラーのイエローが補色であるブルーの花柄に対していい緩衝材となっています。

全体的によく考えられた(と、私は思いますが…いかがでしょうか!?)、現代的な空間にもバランスよくマッチするヴィンテージの一品です。

 

アベンチュリン・ゴブレット

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思わず「クリスタルガラス?」と思ってしまうほど、紙のように薄いボウル部分!型に流して作られているのではなく、ガラス種を空中で吹くことにより極薄に仕上げることができるんですよ。

映画「旅情」で有名になった”赤いゴブレット”に代表されるように、ベネチアングラスは鮮やかなカラーリングに定評があり、鉱物(コバルトなど)を用いて着色をしていくのが一般的です。また、この鉱物の組み合わせによりガラス自体の強度が変化するんですよ。

ちなみに、赤が最も硬度が高い色とされています(^▽^)/

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しかしこちらのゴブレットは無色透明。実は、単に鉱物を混ぜていないというわけではありません!

「消色剤」(名は体を表す、そのままです^^;)という成分を用いて、ガラスにどうしても入り込んでしまう鉄分(=不純物)を肉眼では見えにくい色に変化させているのです。

これはベネチアングラス特有の技術であり、消色剤を使用したクリスタルガラスはかつてヨーロッパ内でも希少品として、貴族を中心に取引されていたようです。

そんな繊細なボウルを支えるのはツイストステム。温度の高い状態のガラスを手早くひねり、成型させて作られています。

ステム部分のみゴールドで着色されていますが、明度が高くささやかで上品な色合いですね。

ベネチアングラスの中では少し異色な(カラーリングという意味合いも含めて…)作品ではありますが、このシンプルさがとても素敵!

「え、これもベネチアングラスなの?」という意外性を楽しんでいただけますよ☆

 

ラティチーノ・ボウル

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黄色と白のストライプがかわいらしいボウルです。

ラティチーノとはこのような柄を製作する技術の名称なのですが…この繊細な網目模様の絵付け技法のことでしょうか?

実は、、違うんです!下の画像をご覧ください。

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絵付けではなく、ガラス自体が網目模様を持っているんです。びっくりするほどテクニカルですよね(^^♪

ではどう作っているのかというと、デコレーションガラスの棒(英語ではcaneという単語が使われています。キャンディーケーンのcaneと同じです☆)をまず作成していきます。そして数種類の棒を組み合わせて熱加工し、器や花瓶といった作品を作っていくのです。

ですので、この画像のボウルはイエローとホワイトのcaneがそれぞれ10本ずつ使われているということになります。

ちなみにですが、このGlass caneも様々なパターンがあり、カラフルでcane単体でも素敵なものがたくさんあるんです。マドラーとして使っても良さそうですよ!
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