ロイヤルウースターはイギリス最古の窯 イギリスアンティーク


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ロイヤルウースター(The Royal Worcester)専門通販取扱店

ロイヤルウースターショップ店長の加寿美です。

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今日は、ロイヤルウースターの歴史やマークについて

詳しくお話しさせていただきますね。

 

 

ロイヤルウースターは、今日まで製造し続けている、英国で最も古い窯元です。

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それでは、さっそくロイヤルウースターの歴史、

ウースター・マーク、アーティストや陶磁器を見ていくことにしましょう。

 

ロイヤルウースターは 1751 年、英国・ウースターに創業されました。

ロイヤルウースターの最初の工場は、

地元の実業家たちによってセヴァーン川のほとりに建てられました。

 

1750 年ごろ、医師の John Wall(1708 – 1776)と、

薬剤師であった William Davis がウースターのブロードストリートにあった、

Davis のお店でいくつかの実験を行ったといわれています。

 

彼らは陶磁器の材料を作る方法を発見。

ウォームストリー・ハウスの新しい工場を支援・投資するよう、

地元の実業家 13 人を説得しました。

 

1751 年 5 月 16 日、セヴァーン川のほとりのグランドハウスの賃貸契約が成立、worcester-davis-4

6 月 4 日には、15 人のパートナーたちが正式に

「ウースター・トンキン・マニファクチャー」を

創設することに関する証書へ署名しました。

 

陶磁器製造の機密情報の所有権は株主たちのものとし、

もし口外した場合には 4000 ポンドの罰金が課させることで合意しました。

 

組合規約証書の原本は、現在でもウースター博物館に保管されています。

 

初期のロイヤルウースター

worcester-arguement-jug初期の製品には統一感がなかったのですが、

Benjamin Lund のブリストル社を合併したことで、

画期的な専門知識・技術が用いられるようになりました。

ウースターは他にも、コーンウォールでソープストーンを

発掘するライセンスを取得しました。

 

ソープストーンを用いたウースターの陶磁器は、

熱湯を注いでも割れることがなかったため、

他の製品よりもかなり優れていました。

硬質磁器は、カオリン(粘土)とペイトンズ(分解された花崗岩)の

2 つの原料から作られます。

 

ヨーロッパ諸国はこの秘密の方程式を見破ることができず、

別の原料(例えばカオリンの代わりにソープストーン)を用いて

初期の陶磁器を作っていました。

 

ソープストーンを用いた陶磁器は熱湯に強く、

とても需要の多かったティーセットが作られるようになりました。

 

マイセン同様、ウースターもその一流の品質にプライドを持っています。

1789 年、ウースターはロイヤル(王室御用達)の称号を得ました。

 

また現在もエリザベス女王 2 世の任命を受けて陶磁器を作り続けています。

 

マイセンの陶磁器は、1750 年代の英国で絶賛されていましたが、

輸入規制が厳しかったため、英国の窯元はマイセンを真似て作っていました。

 

 

1755 年になると、ウースターは高級な彩色磁器の他、

当時入手可能な青磁器・白磁器野中でも最高のものを製造するようになっていました。

 

ウースターの陶磁器はロンドンのアルダーズゲートストリートにあった小売店の他、

ウースターハイストリートの Samuel Bradley の店で売られていました☝️

 

ウースターはその歴史の中で社名変更を何度も変更、worcester-davis-3

また他企業との合併・買収を重ねる中で、

英国の陶磁器の伝統を発展させるのに大きく貢献してきました。

 

現在、ウースターは”Royal Worcester Porcelain Co.”

(ロイヤルウースター)として知られていま。

 

1760 年代になり紅茶の消費量が増えたことで

ティーセットの需要が増え、ウースターは繁盛しました。

とはいえ、それも長くは続きませんでした。

スターフォードシャーの競合企業がより安価な製品を大量生産したからです。

 

1774 年に John Wall が引退、1775 年には Thomas Turner がウースターを離れ、

シュロップシャー州コフレイにライバル会社を立ち上げました。

 

彼はそこでウースターによく似た青磁器・白磁器を大量生産しました♩

1774 年、William Davis がウースターの経営者になりました。

 

When John Wall と William Davis が亡くなると、

Thomas Flight がウースター社を買収、彼の息子たちであるJoseph と John が

社名を Flight に変更しました。(1783 – 1792)

 

John Flight が亡くなり、Martin Barr がパートナーになると、

社名は Flight & Barr に(1792 – 1804)、

その後、

Barr, Flight & Barr(1804 – 1813)、

Flight, Barr & Barr (1813 – 1840)と、たびたび変更になりました。

 

その後、Flight、Barr、そして彼らの最大のライバルである

Chamberlain が経営に加わったことで、

社名は Thento Chamberlain & Co (1840 – 1850)になりました。

 

worcester-harry-davis-21852 年、アイルランド人である Richard William Binns (1819 – 1900)と
William Henry Kerr (1823 – 1879)が、

ウースターのセヴァーンストリートにあった

Chamberlain & Co.の経営を引き継ぎました。

 

 

窯元は火事により破損してしまいましたが、1850 年代に拡張工事が始まりました。

近代の機械を購入・導入し、新しい運営方法を用いたことで製品の質が改善されました。

 

Kerr と Binns(1852 – 1862)は、軒並み外れた才能のあるチームとして手を組みました。

そのチームには、

1852 年からは James Hadley、Josiah Davis、John Hopewell が、

1853 年からはJames Callowhill、Samuel Ranford、Luke Wells and Josiah Rushton が参入、

155 年に Thomas Callowhill、1858年に David Bates、

1859 年に Thomas Brock と George Owen が加わりました。

 

1862 年、Kerr は故郷のアイルランドに戻り、Richard Binns の指揮のもと、worcester-stinton-stags

定評のある新しい材料、新しい組織、改良された釉薬を用い、

きちんと修行を積んだスタッフを採用したことで、

ウースターは新たな成功の頂点を極めました。

社名が変わる中、”W”のマーク、青の三日月形マーク、四角雷文、碇、中国の数字を真似たもの、

王冠とベースとなるマークも変わっていきました。

 

最盛期には社員は 1000 名ほど居ましたが

Spode と合併後、厳しい競合製品の中、会社はストークの街、国外へと移っていったため、

2003 年に 100 名、2005 年さらに 100 名が人員削減されました。

 

2006 年 9 月 29 日金曜日、最後まで残っていた絵付け師 15 人と 100 人の従業員が、

セヴァーンストリートにあったロイヤルウースターを去っていきました。

 

残りの 200 人の従業員を再教育、ウースター社の経営方針として今後ギフト用の装飾品、

高級商品にシフトしていくことになりました。

 

アンティークの良品、またそれ以降の現代のウースターの陶磁器は

ますます希少になり、特に価値のあるアンティーク品は値が張るようになりました。

 

 

右上の写真にあるスティントンのペアの花瓶は

英国・ヨークシャーのオークションハウスで 2006 年の中頃に売りに出されました。

幅広い知識と経験を用いて競売人が鑑定し、オークションカタログによると

ペアで 2500~3000 ポンドの価値があったそうです。

 

実際のオークションでは、手数料抜きで 24500 ポンドの値で売れました。

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ロイヤルウースターのアンティーク陶磁器を集めるコツ

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数ある名前やウースター・マークを細かく説明している本を探して参照しましょう。

常にその本を利用するか、

いつでもロイヤルウースターの情報にアクセスできるようにしておきましょう。

 

 

どの時期の、どのアーティストのロイヤルウースターを集めるのか、

はっきりさせておくことも大切です!

 

「初期」というのは、Thomas Flight がウースター社を買収した 1783 年までの製品のことを指しています。

 

「摂政時代」とは、社名がたびたび変更になっていた時期の製品のことを指しています。

 

「ロイヤルウースター」とは、1862 年以降の作品のことを指しています。

 

コピー製品に気をつけましょう!初期のウースターは軟質磁器です。

もし初期の製品とあるのに硬質磁器やボーンチャイナである場合、それは偽物です。

 

モチーフやデコレーションをよく調べるようにしましょう。

製品が作られた時期からだいぶ経ってから絵付けされている場合もあります。

黒の斑点や黒で縁取られた底が見受けられる場合、

その製品には後から手が加えられていると考えてよいでしょう。

 

忘れてならないのは、ロイヤルウースターの製品は多岐にわたり、

形も様々でモチーフも多数あるということです。

楽しみながらコレクションすること、買い集めるようになる前に、

自分が楽しめることが大切です。

 

ウースターの複雑な歴史のまとめ

1751 年— Wall と William Davis、13 人のパートナーが手を組む。worcester-bough-pot-1

1776 年— Wall が亡くなる。残りのパートナーたちがウースター社を続ける。

1783 年— Thomas Flight がウースターを 3000 ポンドで完全買収。

1792 年— Martin Barr と Thomas Flight が株を買収。

1804 年— Martin Barr Jnr、Joseph Flight、Martin Barr Jnr.がオーナーに。

1813 年— Joseph Flight、Martin Barr Jnr.、George Barr がオーナーに。

1840 年— Flight と Barr & Barr が Chamberlains と合併。Barr 一族が株の一部を保有。

1852 年— Kerr & Binns 設立、Chamberlains で製造されるようになる。

1862 年—ウースターロイヤル(Royal Worcester Porcelain Co.)になり、Edward Phillips が大株主に。

1930 年— Harrison、Robinson、Col.Clive が管財人からウースターを買い上げる。

1934 年— C.W.Dyson Perrins がウースターを買収。

1954 年— ウースターロイヤルが株式を公開。株式会社になる。

1978 年— ロイヤルウースターLtd.がロイヤルウースターの全株を所有。

1983 年— Crystalate Ltd.がロイヤルウースターを買収。

1984 年— London International がロイヤルウースターの全株を所有。

1988 年— Derby International がロイヤルウースターの全株を所有。

1993 年— Exeter International(Derby International の子会社)がロイヤルウースターの全株を所有。

2000 年— ロイヤル・ウースター・スポードがロイヤルウースターの全株を所有。

 

ロイヤルウースターの歴史の中で重要な年代を見ていきましょう。

1751 年— Wall と 14 人のパートナーが最初のウースターを設立。worcester-walter-sedgley-po

1752 年— ブリストルのライバル会社 Benjamin Lund を買収。

1754 年— ロンドンのアルダーズゲートストリートに、最初のショールームがオープン。

1756 年— ウースターの Robert Hancock が陶磁器にプリントする方法を発明。

1767 年— チャリングクロスのスプリングガーデンに、ウースターの展示場がオープン。

1770 年— ジョージ 3 世の弟であるグロスター公のためにディナーセットが作られる。
王室向けの作られたのはこれが初めて。

1774 年— Wall が引退。William Davis が経営者に。

1783 年— Thomas Flight が息子たち(Joseph と John)のためにウースターを買収。

1783 年— Robert Chamberlain がウースターのセヴァーンストリートにライバル会社を設立。

1788 年— ジョージ 3 世とシャーロット女王が音楽会に列席、Flights を訪ねる。

1788 年— ジョージ 3 世の助言で、Flight がコヴェントリー・ストリート 1 番地に超高級店をオープン。

1789 年— ジョージ 3 世がウースターに初めてロイヤルの称号を授与。

1802 年— ネルソン提督と Emma Hamilton が Chamberlain を訪れ、特別注文する。

1811 年— Chamberlain がジョージ 4 世のために 400 のデザインをまとめた本を作成。

1820 年— Chamberlain がボーンチャイナの製作を試みる。

1830 年— Flight、Barr & Barr がウィリアム 4 世の即位式典のために一式製作。

1840 年— かつてのライバルであった Chamberlain、Flight & Barr が合併し、1 つの会社に。

1851 年— R W Binns と W H Kerr がウースターロイヤル Co.を経営。.

1860 年— プリンスアルバートがヴィクトリア女王のためにデザートセットを発注。Thomas Bott が絵付けする。

1862 年— ロイヤルウースター発足。

1878 年— パリ万博にロイヤルウースターの陶磁器が展示される。

1880 年— Octar Copson が初めてロイヤルウースターフルーツを絵付けする。

1889 年— ロイヤルウースターが Grainger を買収。

1891 年— Charles William Dyson Perrins がロイヤルウースターの社長に。

1893 年— George Owen が飾り穴のある陶磁器を完成させる。

1896 年— ウースターのディグリスロードに Hadley & Sons Art Pottery を立ち上げる。

1902 年— Grainger を閉鎖、従業員がロイヤルウースターへと移る。

1905 年— ロイヤルウースターが Hadley & Sons を買収。

1914 年— 病院や学校で使う製品を作るよう、政府がロイヤルウースターに要請。worcester-john-stinton-2

1931 年— ロンドンのボザールギャラリーでボーンチャイナの新しい製品を立ち上げる。

1931 年— 耐火磁器を取り入れたことでテーブルフェアが激変する。

1934 年— Charles Dyson Perrins がロイヤルウースターを買収、会長に就任。

1935 年— ロイヤルウースター初の限定品の絵柄に、ジョージ 5 世とメアリー女王が起用される。

1936 年— Dorothy Doughty が 60 以上にわたるアメリカン・バーズの最初の製品をデザインする。

1946 年— 所蔵コレクション管理のためにダイソン・ペリンズ博物館を創立。

1947 年— Doris Lindner が、エリザベス王妃が彼女の馬・トミーに乗っているポートレートを描く。

1951 年— エリザベス王妃がロイヤルウースターを訪問、新しい博物館がオープンする。

1954 年— ウースターロイヤルの株式が公開される。

1962 年— Robert Baker 教授、R V Ruyckevelt とウースターのデザインチームがイーブシャムをデザインする。

1976 年— ロイヤルウースターと Spode が合併。

 

長い歴史の中、ロイヤルウースターは成長していったのです。

些細なことでも構いませんし、雑談でも構いませんので

是非お気軽にお問い合わせくださいませ。

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