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モンブラン 万年筆を手に取る魅力

 2015/09/29 モンブラン
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# モンブランの魅力

モンブラン

万年筆といわれてまず思い浮かべるのは、モンブランではないでしょうか。

そういえるほどの人気をもつブランド、モンブラン。

この記事では、ブランドとしての歴史を振り返りつつ
製品にこめられた心と、そこから生まれる魅力について紹介します。

 

# モンブランの歴史

いまや高級万年筆のブランドとして筆頭ともいえるモンブラン。

さぞや歴史のある文具の老舗であろうと想像してしまいますが、
その始まりは、1906年にハンブルグの銀行家アルフレッド・ネヘミアスと
ベルリンのエンジニア、アウブスト・エーベルシュタインによって
時代に即したシンプルな万年筆を製作するという活動からでした。

程なくしてヴィルヘルム・ジャンボア、クリスティアン・ラウゼン、
クラウス・ヨハネス・フォスといった人物も仲間に加わりました。

1908年に会社「シンプロ・フィラー・ペン・カンパニー」を作り、
メーカーとして万年筆、ボールペンを送り出しました。

これがモンブランの原点です。

第一号といわれる万年筆は「ルージュ・エ・ノワール」

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インク容器の一体化により、インクが染みない「安全な万年筆」という
使い心地だけでなく、技術的にも優れたものでした。

ブランド名称としての「モンブラン」

モンブランという名称は、ペン先とモンブラン峰が似ていることから
名づけられたといわれています。

ブランドとして確立された「モンブラン」の名はその後商標登録され、
製造された筆記具にその名称が使われるようになりました。

技術的改良を施された万年筆「モンブラン」もまた好評を得て、
この製品の特徴的な装飾であるペンキャップの白いトップが
現在アイコンとして馴染みのある「ホワイトスター」の先駆けとなりました。

ほどなくして「ホワイトスター」は商標となり、
ブランドロゴとしても用いられるようになります。

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この白い星はアルプス最高峰のモンブランを覆う万年雪をイメージしていて
万年筆の頂点といえる製品を作るという高い企業精神を象徴しています。

「モンブランのように最高のものを」という心意気はさらにその後、
心臓部ともいえるニブ(ペン先)に「4180」というモンブランの標高を示す
数字を刻印するという形で表され、最高品質の証とされています。

 

傑作の創出

1924年、モンブランを象徴するだけでなく、世界でもっとも有名な
万年筆となる「マイスター・シュテック」が発売されました。

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実用性の高い万年筆の代表として登場し、年を追って発売された
各種「マイスター・シュテック」と共に大変な好評を得て
現在もなお愛され続けるシリーズとなりました。

1934年、すでに世界へと知れ渡っていたブランド名を社名へと採用し
「モンブラン・シンプロ・GmbH」となりました。

1952年、大人気モデルである「マイスターシュテック」のシリーズとして
「マイスターシュテック149」が発売されました。

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この製品は伝説的とも言える人気を博し、すぐに筆記文化のシンボル、
万年筆の代表ともいえる製品となり、現在も復刻品が大人気となっています。

また、1992年から始まった、文芸や芸術の発展を支えた人々を讃えた
「パトロン・シリーズ」と、名作を生み出した作家たちへのオマージュとしての
「作家シリーズ」という二本立ての特別限定品も人気を集めています。

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いずれの製品も万年筆として優れていることはもちろん、
その装飾には大変なこだわりと美しさが詰め込まれ、所有するだけでも
優雅で贅沢な時間を与えてくれる逸品です。

しかしながら発売と同時に売り切れてしまうことが常で、
入手難度、希少価値ともに高いものとなっています。

現在モンブラン社はリシュモン・グループに入り、時計やカフスボタンなどの
ジュエリー、フレグランスなどファッション・グッズも手がけ、
ブランドの幅を広げています。

モンブランの名はこれから、「万年筆の代名詞」から、
「高級の代名詞」へと進化するのかもしれません。

# モンブランの人気シリーズ

あまりの逸品揃いにひとつひとつを紹介していくことは難しいのですが、
モンブランの歴史にも登場した3つのシリーズを紹介しましょう。

## 巨匠の杖「マイスターシュテック」シリーズ

モンブランを語る上では外せない、不朽の定番「マイスターシュテック」。

文字を書くというペンの本質にこだわった、実用シリーズとして発売されました。

文筆に携わる人々に大歓迎され、まさに万年筆の最高峰となったシリーズです。

プレシャスレジンと呼ばれる天然素材を用い、丸みを帯びたフォルムで
しっかりと手になじむこだわりのボディ。

キャップトップのホワイトスター、
ゴールドやプラチナで作られたキャップのリングやクリップ。

装飾としては控えめながら、その高級感は所有欲を満たすに充分です。

ペン先は大きめで、ゴールドを使用しています。

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その書き心地は安定感があり、なめらかな筆運びを楽しめます。

線には微妙は抑揚は出ず、太さの一定した文字を書き続けられます。

まさに書くために作られた、美しき実用品です。

「パトロン・シリーズ」

文化・芸術を愛し、その発展をささえ花開かせたパトロンたちを讃えたシリーズ。

毎年発表されるいずれの製品も、まさに絢爛豪奢というべき華やかさをもち、
一目見るだけでも感嘆の溜息がでるほどの美しさです。

もはや美術品と呼ぶべき万年筆は、「書く」ということの素晴らしさを
所有者の心へと実感として与え、優雅な空気をその場に満たします。

まさに贅沢な時間を提供する偉大なパトロンとなる、最高の品々です。

「作家シリーズ」

名作といわれる偉大な文芸作品を生み出した作家たちをテーマにしたシリーズ。

作家の名を冠しているに恥じない、デザインと使い勝手をマッチさせた
非常に完成されたシリーズです。

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シリーズとはいえ、雰囲気が似通うことはなく
テーマとした作家を見事に表現し、製品ごとに大きな魅力を持たせています。

第一号となった「ヘミングウェイ」のように、まさに作家のペンと思わせる
機能美にあふれ、力強い文章を表現した万年筆があれば、
「マルセル・プルースト」のように六角に面取りされたスターリングシルバーに
繊細に彫り込みを加え気品あふれるボディをもち、生み出した文章の美しさが
その中に詰まっているかのようなものもあります。

下記はヘミングウェイになります。

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下記はマルセル・プルーストになります。

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いずれも使い心地の良さはもちろんですが、ただ装飾も素晴らしいだけでなく

作家の創り出した世界をひしひしと感じさせ、心震える文章が溢れた
数々の名作に思いを馳せることができます。

そんな風に心豊かにしてくれる
筆記具は、他にありはしないでしょう。

シリーズの人気の高さにも頷けます。

# おわりに

「書く」ということにこだわり、使いやすさを追い求めた万年筆。

しかしそれだけでなく「書く」という行為やその気持ちまでも充実させようと
すべてを注ぎ込まれているのがモンブランの万年筆です。

すこしでも魅力を伝えられたらと書き連ねてみましたが、
やはり実物に触れたその感動は何物にも代え難いものです。

良い道具にご興味があるのなら、文字を書くという、日常にある行為を
素晴らしきひとときに変えてくれるモンブランの万年筆に
ぜひ一度触れてみてはいかがでしょうか。


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